ネットワールド、Solaris on SPARC資産をx64やx86基盤で利用できるソフトを発売

ネットワールドは、Solaris on SPARCアプリケーションをx64やx86基盤で活用できる「QuickTransit」の最新版を提供開始した。

» 2008年04月04日 15時34分 公開
[ITmedia]

 ネットワールドは4月4日、米TransitiveがSolaris 10用の「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」の出荷を開始したことを受けて、日本市場においても同製品の提供を始めると発表した。Transitiveは、異なるプロセッサやOSのシステム間でアプリケーションの移行を可能にするクロスプラットフォーム仮想化ソフトウェアを提供する。

 提供するのはQuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64。Solaris・SPARC上のアプリケーションを変更せずに、x64やx86ベースのシステムで稼働させることができる。同製品は、米Sun Microsystemsから「Solaris Ready Logo」認定を取得しているという。

 また、オープンソースのSolaris用アプリケーションにも対応しており、x64やx86ベースシステムへ移行した従来のアプリケーションに、OpenSolaris用アプリケーションを追加することが可能だ。

 同製品は、既存のアプリケーションに、既に保有しているアプリケーションを追加して、稼働させることができるようになることから、x64やx86ベースのSolaris10プラットフォームを導入済みの企業にとって有効という。

 QuickTransitには、一般的なユーザーの導入場面を想定し、エンタープライズ製品ラインとして以下の3つの構成を用意している。すべての構成でQuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64を利用することができる。

 1つ目の「QuickTransit Workstation」は、デスクトップおよびラップトップPCユーザー向けの製品。2つ目の「QuickTransit Server」は、大規模データセンターのサーバ統合プロジェクト向けの製品。3つ目の「QuickTransit Legacy」は、ベンダーのサポートが終了したOSが稼働している古いレガシーハードウェアから、アプリケーションを移植するための特別版となっている。価格はオープン。

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