データセンターは大容量・低価格志向に

インプレスR&Dは、インターネットデータセンターに関する調査結果を発表した。

» 2008年04月10日 18時19分 公開
[ITmedia]

 インプレスR&Dは4月10日、インターネットデータセンターに関する調査結果を発表した。回線の大容量化と利用料金の低価格化が進行しているという。

回線総量の推移(インプレスR&Dより)

 データセンター事業者が整備している回線総量は、「20Gbps以上」が33%で最も高く、2005年の18%から増加傾向にあるという。利用料金では「10Mbps専有」をモデルケースとした場合に月額料金が「10万5000円未満」や「21万円未満」など低価格帯に設定している事業者の比率が増加している。一方、「52万5000円未満」や「105万円未満」など高額な価格帯の比率は減少した。

利用しているオプションサービス(インプレスR&Dより)

 ユーザー企業のニーズではマネージドサービスへの関心が高く、データセンター事業者に対してネットワーク監視のみならず、さらに上位レイヤでのサポートニーズが強まっていることが判明した。

 このほか、データセンター事業者が提供するOS・サーバソフトの再インストールサービスを「利用している」とするユーザー企業は31%で、「利用していないが今後利用したい」というユーザー企業も25%あった。ユーザー企業の半数以上でマネージドサービスに関心を示す様子がうかがえるとしている。

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