日本インターネットアクセス、仮想PCソリューションにDesktopVPNを採用

日本SGIは、同社のリモートアクセスサービス「DesktopVPN」が、日本インターネットアクセスが提供する仮想PCソリューション「L-PC」の接続システムとして採用されたと発表した。DesktopVPNの法人向けサービスとしては最初の事例となる。

» 2008年04月11日 04時28分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは4月10日、同社がSaaSサービスとして提供しているセキュアリモートアクセスサービス「DesktopVPN」が、日本インターネットアクセスが提供する仮想PCソリューション「L-PC」の接続システムとして採用されたと発表した。DesktopVPNの法人向けサービスとしては最初の事例となる。

 DesktopVPNは、ソフトイーサが2007年9月までβ版として公開/提供していた「PacketiX Desktop VPN」をベースとしたサービス。日本SGIは、メディアエクスチェンジのiDCでサーバを運用する形で、2007年10月から商用サービスとして提供を開始している。

 L-PCは、データセンター内のサーバ内に仮想PC環境を構築、ネットワークを通じてユーザーに提供するサービス。その接続システムとして今回追加されたのがDesktopVPNとなる。導入や設定の簡便さ、MEXのiDCを用いた高品質な通信環境、暗号化通信による安全性などが評価された形で、接続システムのラインアップとしては後発だが、日本インターネットアクセスではDesktopVPNを推奨する姿勢をみせている。

 同社では、グローバルIPを用いた直接接続も提供していたが、セキュリティ上の理由から今月末で新規受付を中止する。今後、初期費用/月額費用などでほかの接続システムを大きくしのぐDesktopVPNに既存ユーザーの移行も進むとみられる。

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