コンプライアンス対策につながるメールアーカイブ製品がSRAからリリースされる。高速な検索性能を備え、既存のメール環境にもほとんど影響を加えずに導入が可能だ。
SRAは4月15日、メールアーカイブ製品「MailDepot」を発表、4月下旬から販売開始する。
同製品は、メールのコンプライアンス対策など内部統制に備えるためのもので、メールのすべてを保存し、添付ファイルも含めた高速検索を可能にするもの。既存のメールサーバからすべてのメールをコピー・転送する方式でメールを保存するため、既存のメール環境を変更する必要がない。なお、この方式を採っているため、別途アーカイブ用のサーバを立てる必要があるが、同社ではアプライアンス製品も用意してこれに対応している。
メールの取り込みは1日約25万通、検索性能は100万件を1秒以内で検索可能と高速な動作を売りにしている。
Red Hat Enterprise Linux 5/Advanced Platform上で動作し、SendmailやPostfix、Qpopper/Dovecot/Courier-IMAP/Cyrus IMAP ServerなどのPOPサーバに対応する。
メールの最大保存容量によって3つのモデル(2T/5T/10Tバイト)が用意され、価格は120万円から。1カ月利用可能なトライアル版も用意されている。
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