SRA、100万件を1秒以内で検索可能なメールアーカイブ製品を発表

コンプライアンス対策につながるメールアーカイブ製品がSRAからリリースされる。高速な検索性能を備え、既存のメール環境にもほとんど影響を加えずに導入が可能だ。

» 2008年04月15日 18時34分 公開
[ITmedia]

 SRAは4月15日、メールアーカイブ製品「MailDepot」を発表、4月下旬から販売開始する。

 同製品は、メールのコンプライアンス対策など内部統制に備えるためのもので、メールのすべてを保存し、添付ファイルも含めた高速検索を可能にするもの。既存のメールサーバからすべてのメールをコピー・転送する方式でメールを保存するため、既存のメール環境を変更する必要がない。なお、この方式を採っているため、別途アーカイブ用のサーバを立てる必要があるが、同社ではアプライアンス製品も用意してこれに対応している。

接続概念図。なお目安として、1000人の従業員が2年間蓄積するメールデータが最小モデル(2Tバイト)でまかなえるとしている(同社サイトより)

 メールの取り込みは1日約25万通、検索性能は100万件を1秒以内で検索可能と高速な動作を売りにしている。

 Red Hat Enterprise Linux 5/Advanced Platform上で動作し、SendmailやPostfix、Qpopper/Dovecot/Courier-IMAP/Cyrus IMAP ServerなどのPOPサーバに対応する。

 メールの最大保存容量によって3つのモデル(2T/5T/10Tバイト)が用意され、価格は120万円から。1カ月利用可能なトライアル版も用意されている。

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