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» 2008年04月16日 05時27分 UPDATE

J-SOXが追い風?:レガシー資産を生かすwebMethodsのアプローチとは (1/2)

ITシステムは、「作る」より「買う」、「買う」よりも既存部品で「組み立て直す」ことでビジネス上の価値を迅速に引き出せるようになってきた。SOA基盤を提供するwebMethods/ソフトウェア・エー・ジーにとっては、J-SOXこそ追い風だという。

[浅井英二,ITmedia]

ビジネス上の価値を迅速に引き出す

 「J-SOX対応に追われているときこそ、われわれのアドバンテージが生きてくる」── こう話すのは、ソフトウェア・エー・ジーでコンサルティング部ディレクターを務める森川衡(はかる)氏だ。

 先週、ソフトウェア・エー・ジーはサービス指向アーキテクチャ(SOA)のアプローチでビジネスの統合、ビジネスプロセスマネジメント(BPM)、およびレガシーシステムのモダナイゼーションを実現するスイート製品「webMethods 7.1」を東京でも発表した。昨年9月のインターナショナルバージョンからやや遅れたものの、完全な日本語対応が図られている。

 ソフトウェア・エー・ジーは、その創業は同じドイツのSAPよりもさらに早い1969年だ。老舗といってもかまわない。主力製品であるAdabasデータベースや言語のNaturalは、世界のメインフレームユーザーによく知られている存在だ。そんな同社が昨年6月、SOA基盤の提供を掲げる米webMethodsを買収し、既存顧客が抱えるレガシーのモダン化ソリューションをさらに拡充した。2010年までに連結で10億ユーロの売り上げ達成を目指している。

 「さまざまな技術の標準化が進み、ITシステムは、“作る”より“買う”、“買う”よりも既存部品で“組み立て直す”ことでビジネス上の価値を迅速に引き出せるようになってきた。webMethodsはビジネスの基盤を提供するものであり、ソフトウェア資産の再利用性を実現する」(森川氏)

webmethods01.jpg webMethodsが提供するのは、サイロ化したレガシーシステムを再利用し、ビジネスプロセスの自動化を図ることができるビジネス基盤だ

 webMethodsは、長年の技術の蓄積があるエンタープライズサービスバス(ESB)を中核とし、さまざまなレガシーをつなぐ豊富なアダプタ、外部とつなぐB2Bインテグレーション、既存のソフトウェア部品を再利用してアプリケーションを組み立てるコンポーザー、そして最も他との差別化要素となるBPMからなる包括的なソリューションを提供する。

 そのBPMは、ビジネスアクティビティマネジメント(BAM)が統合され、豊富な分析機能も用意されている。経営層やビジネスアナリストらは、業務の現状、例えば、どこにボトルネックがあるのかをリアルタイムで把握でき、業務の改善につなげることができる。

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