日立、HA8000シリーズにVMware ESX Server搭載モデルを投入

仮想化環境を標準搭載する。専用領域にVMware ESX Server 3iをプリインストール済みだ。

» 2008年04月18日 12時34分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は、同社のサーバ製品「HA8000シリーズ」のラインアップにVMware ESX Server 3iの標準搭載モデルを追加した。第一弾としてラックマウント型サーバ「HA8000-es/RS210、RS220」を提供する。

 新製品は従来モデルをベースに、2プロセッサを採用して可用性を重視した(クアッドコアXeon L5410/2.33GHzを採用、RS210はデュアルコア Xeon E3110/3GHzを採用)。また、メモリ障害の発生に備え、「オンラインスペアメモリ」を搭載し、電源の冗長化のために電源ユニットを二重化した。

 ソフトウェア上の特徴は専用領域の不揮発性メモリにVMware ESX Server 3iを組み込んだという点。このため、HDDへ仮想化プログラムをインストールする作業が不要になり、従来よりも仮想化環境を容易に導入できるようになった。さらに、VMware ESX Server 3iに対応したサポートサービスも用意している。

 また、アップグレードライセンスオプションも用意する。今回発表のモデルに搭載するVMware ESX Server 3iを、VMware Infrastructure 3へとアップグレードできるオプションを発表した。アップグレードすれば、さらに高度な運用環境を実現でき、VMotionや負荷分散機能などを利用できるようになる。

 VMware ESX Server 3i搭載モデルの価格は、HA8000-es/RS220が93万300円〜。HA8000-es/RS210が91万3500円〜、販売開始は5月30日。

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