NECとOKI、三井住友銀行へ新端末導入へ

業務効率向上や利用者への迅速なサービス提供を実現。NECとOKIは、金融業界を中心とした新営業端末「CUTE」を開発。三井住友銀行が導入した。

» 2008年04月22日 11時25分 公開
[ITmedia]

 三井住友銀行、日本電気、沖電気工業の3社は、営業店における顧客サービス向上と事務処理の効率化を図るために、共同で新営業店端末「CUTE」を開発した。

新営業店端末「CUTE」

 三井住友銀行では、この新営業店端末を、2008年度中に国内本支店約460店に約7000台導入する予定だという。

 今回の開発で目標となったのは、事務処理能力の向上と高品質な事務サービスの提供。新営業店端末は、事務処理時間を短縮でき、銀行利用者の利便性向上を実現することで、高品質な事務サービスが提供できるとしている。

 現行端末と比べ、強化したOCRイメージ処理機能を活用してペーパーレスの事務処理が行える。フルカラーで高精細な新型スキャナーを搭載しており、QRコードなどの二次元バーコードの読み取りや、帳票レイアウトから書類種別や記載データの自動認識ができる。

 事務、勘定処理を行う記帳画面(勘定系システム)と銀行利用者の情報を処理するための顧客情報画面(情報系システム)を統合するソフトウエア「Dual Applications Software Framework」を開発した。「STPナビゲーション機能」は事務の流れを誘導するもの。

 NECとOKIは、今回の実績をベースに金融機関向けに販売を強化する。

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