IBM、「Project Big Green」に新たなツールを追加

IBMが、データセンターの省エネ化を推進する取り組みの一環として、消費電力測定ソフトや無料のベンチマークツールなどを発表した。

» 2008年05月02日 08時51分 公開
[ITmedia]

 米IBMは4月30日、消費電力管理ソフト「IBM Systems Director Active Energy Manager(AEM)」を発表した。同社が2007年5月から取り組んでいる省エネ推進プロジェクト「Project Big Green」の一環だ。

 AEMはIBM以外の製品も含め、データセンターに設置されたITシステムや冷却装置にいたるすべての機器の消費電力を追跡し、利用状況を監視することで、電力の使い方を調整し、コストを削減できるように支援する。

 AEMの導入により、専用の特殊な電源コードから電力の供給を受けるサーバやストレージシステムなどの電力消費量が監視できるだけでなく、データセンター外で使用する一部のワイヤレス端末についても、電力消費が管理可能になるという。

 IBMは同日、クリーンエネルギーの供給やコンサルティングを手掛ける米Neuwing Energyと共同で策定した企業のエネルギー効率証明書「Energy Efficiency Certificate」プログラムを世界34カ国に拡大することを発表。また企業のエネルギー消費効率を測定する無料のオンラインベンチマークツールを提供開始した。

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