BrocadeとEMCは企業の情報リスク管理の負荷を軽減するソリューションの開発で協業する。
米BrocadeとEMCは5月21日、データセンターにおけるセキュリティとコンプライアンス強化を目的に協業すると発表した。暗号化ソリューションの共同開発に着手する。
協業ではEMCセキュリティ部門のRSAが保有する「RSA Key Manager for the Datacenter solution」などのシステムおよび技術と、Brocadeが開発を進める「Brocade Data Center Fabric」アーキテクチャに基づいた独自の暗号化技術を統合し、SAN向けのセキュリティソリューションとして提供する。
RSA Key Manager for the Datacenterは、データベースやファイルサーバ、ストレージなどで使用される暗号鍵を一元管理できるシステム。EMCが開発中の技術は、高速な暗号化処理や異種混合環境への適応性の高さを特徴にしているといい、マルチベンダー環境のバックアップおよびストレージシステムに対応できるものだとしている。
この提携により、「企業顧客に対して効率的な管理ができるデータセンター向けの情報リスク管理ソリューションが実現する」と両社では説明している。
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