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» 2008年05月27日 09時30分 UPDATE

導入事例:施主を主役にするプロジェクト管理ツール (1/2)

「納得できる家」を作るためには、建設途中のプロセスをオープンにすることが鉄則。そんな環境を整え、施主、施工業者、建築家の3者のコミュニケーションを向上させる秘策とは。

[ITmedia]

導入前の課題

注文住宅は建築が始まると施主不在になりがちで、顧客の不安を招きがちだった。

施主と施工店のあいだに距離があり、建築現場の決済が後手になることがあった。


導入後の効果

ウェブ上で建築工程のすべてを公開することで、施主・建築家・施工店のコミュニケーションが密になり、顧客満足を高められた。

コミュニケーション力アップにより作業工程の時間的・予算的ロスが軽減された。


ベストの選択を探る建築プロデューサー

 インターネットを最大限に活用して夢の注文住宅を完成させる。ウィークエンドホームズ社は2000年10月に設立された建築サービスベンチャー企業だ。

 同社はウェブ上でコンペという手法を用いて顧客(施主)に最適な建築家および工務店(施工店)をアレンジ、これら三者の架け橋的な役割を果たす。とはいえ、その業務は単なる仲介ではない。

 施主が抱える予算、立地条件、家族構成や暮らしぶりといったさまざまな問題を解決しながら、建築家の集客とスキルアップ、施工店の品質向上などにも貢献している。さらにマンション建て替えプロジェクトや中古マンションの再生ビジネスといった事業者向けソリューションも行っている。

夢の注文住宅をウェブ上のコンペで

 従来、注文住宅のような手間のかかる高額商品はリアルでなければ成立しないといわれていた。しかし、ウィークエンドホームズ社の顧客は約9割がウェブからアクセスする。ホームページにアクセスした″家づくり希望者・はまず基本情報、希望する予算・面積・構造、住まいに求めるイメージ、具体的な部屋の機能など約150項目にわたる設問に答える。そして、これらの情報から個人名・住所を除いたもの、現場写真、依頼主とウィークエンドホームズ社の社員による打ち合わせの結果を、同社に登録している約2000の建築家にインターネットで公開。設計コンペが始まる。期間は約2週間で平均15〜20件の作品が集まる。

weekendnishitani.jpg ウィークエンド・エンジニアリング 取締役 西谷麻央氏

 集まった全プランはウィークエンドホームズ社の審査を経て、最終的に依頼主が3〜4件に絞りこむ。

 その後、依頼主と同社の打ち合わせで建築家が決まると、次は施工店選定である。ここには、経営事項審査や民間審査会社による財務内容、適応能力、有資格者数などの審査を経た登録施工店が登録している。

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