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» 2008年05月29日 09時05分 UPDATE

事例 Webサービス事業会社のデータサービス:正しい見える化の第一歩は「簡単、きれい」 (1/2)

内容が充実していれば、見た目は二の次というのはもう通用しない。ただ美しさ、見やすさの実現のためには作業負荷がかかりすぎ、スピードが損なわれる傾向がある。

[ITmedia]

導入前の課題

当初リポート用のグラフを、Excelで作成して貼り込んだり、データベースから直接読み込むようにしたりしていたが、作業負荷も高く、見栄えも良くなかった。


導入後の効果

ポイント&クリックの簡単操作で、データを非常に見栄え良くビジュアル化することができるようになり、しかもユーザーには自由に気持ちよく使ってもらえるようになった。


正確な購入前のニーズを消費者からフィードバック

 メーカーにとって最も重要なことは、言うまでもなく消費者のニーズや市場の「兆し」を先読みした商品の企画・開発である。そのためには、消費者の「購入前の商品選定動向」を把握することが不可欠だ。しかし、これまでは購入時のデータ(POSデータ等)や購入後のデータ(アンケートデータ等)は入手できたが、購入前のデータは入手が困難だった。

 そこで、グーズでは3年前に開設した商品情報専門の検索サイト『gooods(グーズ)』を通して蓄積された膨大な検索結果状況・アクセスログデータ等を集計し、市場の兆しとなる「購入前の消費者動向データ」をメーカーに提供するビジネスを新たに立ち上げた。

 商品情報専門の検索サイト『gooods(グーズ)』について、同社代表取締役 藤本岳史氏はこう語る。

 「当社の使命は、消費者の方々から正確な商品ニーズ情報を提供してもらうことです。近年、インターネットが普及し便利になった反面、情報操作に惑わされるようになってきています。しかしながら「正確なニーズ」は、まず「正確な商品情報」を、「勘違いしないような状態」で提供しなければ、得ることができません。そのために、まず正確な商品情報を消費者の方々に提供することからサービスを始めました。当社は独自の調査などにより、メーカーのカタログにも記載されていないような詳細な情報を名称等も統一し、見比べられる状態で消費者に提供しています。また、消費者にバイアスをかける行為は一切排除しています」

 事実、『gooods』には広告が一切ないし、スペック項目は統一され、情報フォーマットは平均してカタログの約2倍の広さになっており、さらにメーカー毎に異なる呼称や名称も統一されている。そして、検索方法としては「ブランド検索」、「スペック検索」、「ビジュアル検索」の3つが用意されている。

gooodsfujimoto.jpg グーズ 代表取締役 藤本岳史 氏

 藤本氏は言う。「アンケート調査にしても、通常の検索エンジンにしても、1パターンの条件値でしかデータを入手していませんが、消費行動は1パターンではありません。人によっても、シチュエーションによっても違いがあります。時には、いろいろと拘る時、衝動買いの時、色で決める時、ブランドで決める時、人のニーズは様々です。弊社では、全てのニーズに対応するために、3パターンの検索方法を用意し、情報提供しています。そうすることによって、消費者からは複雑で正確な購入前のニーズをフィードバックしていただいています」

 マーケティング情報には、検索方法分布、スペック閲覧分布、ブランド分布、スペック分布、カラー分布、複合分布、競合分布、アクセスランキング、競合ランキング、供給分布などの豊富なデータがある。特に商品の供給ラインアップ情報は、他には存在しない部類のデータだ。

 「当社は初めからデータを見える化することで、使いやすくすることを考えていました。数字だけ羅列されたデータは見るだけで疲れてしまいますし、分析ポイントを抽出するのも時間がかかります。当社ではいったんグラフ化して、まずは一覧として見ていただき、その中から必要に応じて、分析ポイントを決定していただき、その後必要な部分を自由に抽出していただく方法を取っています。

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