NECは、NGNに対応したWeb会議システムを開発。遅延や映像、音声の劣化がないクリアな品質を実現した。
NECは6月5日、NTT東西が提供する次世代ネットワーク(NGN)に対応したテレビ会議システム「ユビキタスデスクサービス」を発売した。インターネット接続サービス「フレッツ 光ネクスト」のテレビ電話機能を活用し、クリアで安定した品質が特徴だという。
同システムは、2007年4〜12月に実施されたNGNフィールドトライアルでの実証実験を基に商用化したもの。Web会議機能と会議資料共有機能、高品位(HD)映像配信機能で構成され、Web会議機能を7月から出荷する。
Web会議機能は、テレビ放送の標準画質とクリアな音声品質を実現。複数拠点からの自由に会議へ参加できる。将来的にHD映像にも対応する予定だという。従来のネットワーク環境では、混雑による遅延や映像および音声の乱れが生じていたが、NGNではサービスの品質が保障されるため、映像や音声の品質が安定する。
同社では、今後3年間に約600セットの販売を見込んでいる。
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