処理済みのデータを長期保存するデータアーカイブを構築できるソフトウェアを日本HPが発売した。
日本HPは6月9日、データベース内のデータを効率的に保存、参照できるソフトウェアの最新版を発売した。
発売したのは「HP Database Archiving software 6.0」。企業内のデータを効率的に保存できるデータアーカイブを構築するソフトウェアだ。変更の可能性のないデータをデータベースとは別の場所に保存できる環境を作るため、コンプライアンスの面で求められるデータの長期保存に対応できる。
従来製品では、ERP製品「Oracle E-Business Suite」に特化したパッケージ製品だったが、最新版ではOracle DBに加え、Microsoft SQL Serverにも対応した。データの保存や参照のポリシーをGUI(Graphical User Interface)経由で自由に設定できるようになった。
データの意味や構造の記述が可能なXML形式でデータを保存し、SQL命令によってXML形式で保存したデータにアクセスできる機能も追加した。システムに負荷をかけずに長期間のデータ保存が可能となる。
価格は「HP Database Archiving software 6.0 Oracle環境版」が1344万円から。「HP Database Archiving software 6.0 SQL Server環境版」が714万円から。
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