Red Hat、2件の特許訴訟で和解

今回の和解で、Red Hatソフトを基に開発を行うオープンソースコミュニティーや顧客も、将来の訴訟リスクから保護される。

» 2008年06月12日 08時11分 公開
[ITmedia]

 米Red Hatは6月11日、Firestar SoftwareおよびDataTernとの特許訴訟で和解に至ったと発表した。和解の金銭的条件は非公開。

 この訴訟は、2006年にFirestarがRed Hatを特許侵害で提訴したもの。その後Red Hatは、DataTernからも同様の訴訟を起こされた。Red Hatは特許侵害の事実を否定している。和解の条件には、Red Hatブランド製品の顧客や同ブランド製品に基づくソフト開発を行うオープンソースコミュニティーに対し、原告2社が将来同様の訴訟を起こさないことが含まれているという。

 Red Hatはこの和解について「オープンソースコミュニティーの保護において、重要な前例を作った」としている。

 和解条件がカバーするのは、Red Hatブランドで提供されているすべてのソフトウェアで、対象製品を使って開発された製品なども含まれるという。

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