アクロディア、集合住宅向けモバイルサービスを開始東京都港区のマンションが初導入

アクロディアは、集合住宅のインターフォンと携帯電話を連動させるシステムの展開を始めた。東京都港区の「パークコート虎ノ門」が初導入している。

» 2008年06月12日 20時18分 公開
[ITmedia]

 アクロディアは6月12日、集合住宅のインターフォンと携帯電話を連動させる新たなシステムの展開を開始した。東京都港区の「パークコート虎ノ門 愛宕タワー」が初導入している。

 同システムは、インターフォンソフトを搭載した携帯電話端末と集合住宅の玄関にあるインターフォン機器、集合住宅内に設置する構内サーバをLANや携帯電話網で接続し、連携させるもの。住人は室内にある壁掛け式のインターフォン端末とは別に携帯電話端末で訪問者と通話でき、映像を確認できるようになる。

システムイメージ

 従来のシステムは室内でのみ応答ができるものだったが、新端末は屋外でも携帯電話網を経由して応答ができるようになった。住人からの要望や案内に対応する「総合相談・世話サービス係」などの担当者への連絡手段としても利用できる。既設の集合住宅にインターフォン設備や構内サーバ、LANなどを設置できれば導入可能だという。

 パークコート虎ノ門 愛宕タワーでの導入には、富士通製のスマートフォン「F1100」を採用。住人は同端末を購入して、このシステムを利用できるようになる。

 アクロディアでは、集合住宅向け情報サービスのアミューズィングと新システムを展開する。今後は家電との連携なども検討している。

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