SRA、Qt向け日本語入力モジュールなどを発表

SRAは、C++GUIツールキット「Qt」を用いたアプリケーション開発に日本語入力環境を提供する「Qinput」「Qtouch」を発表した。

» 2008年06月16日 19時32分 公開
[ITmedia]

 SRAは6月16日、C++GUIツールキット「Qt」を用いたアプリケーション開発において、日本語入力環境を実装するための2製品を発表した。

 発表されたのは、日本語入力モジュール「Qinput」、ソフトウェアキーボード「Qtouch」。QtouchはQinputと連携し、文字入力のためのGUIインタフェースとして機能する。これらを用いることで、家電製品、産業機器のタッチパネルやPDAなどの組み込み機器でソフトウェアキーボードからの日本語入力が可能となる。

 Qtouchでは、各種設定や定義をXMLで記述することで柔軟性を持たせており、キーボードレイアウトも独自のものを定義できる。

 価格は、Qinputが50万円から、Qtouchが60万円から(それぞれ保守費用は別)。Qinputについては、製品の出荷台数に応じたランタイムライセンスが必要となる。両製品ともソースコードで提供され(Qinputのかな漢字変換エンジンは除く)、ライセンス形態はQt同様、開発者ライセンスとなる。

 同社は関連ライセンスやシステム開発を含め、初年度で3億円の売り上げを見込む。

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