連載
» 2008年06月25日 08時00分 UPDATE

有馬あきこのはじめましてインターネット:サービスも、システムも、アイデアは組み合わせから生まれる (1/2)

今回は「アイデアは今あるものの組み合わせから生まれる」というお話。これは最近、わたしが強く感じていることです。

[有馬あきこ,ITmedia]

 何年か前のコトになりますが、あるWebデザイナー向けの雑誌の編集さんに、記事の執筆を依頼されました。聞けば、「このシステムをWebクリエイターに知ってもらいたい。ほかの方に頼んだのだけれど『こんなシステム、はやらないよ。ムリ』と断られちゃった(泣)。というわけで、1週間で書いてもらえます?」とのこと。

 システムを借りてレビューするのに1週間しかないのかー。と思いましたが、駆け込み寺として頼ってもらえたことを光栄に感じ、引き受けてみました。まあ、自分で触ってみないと分からないし。

 そのシステムっていうのが、ある音声認識システムでした。映画やコンサートのチケットを取る時とか、電話上で音声ガイダンスが流れ、こちらの発する「言葉」を認識してくれるものがありますよね? あれです。

アイデアのタネがあった

 この時レビューした音声認識システムには、いくつか優れているところがありました。まずは非常に音声認識力が高い事(日本語のみ)。そして、プッシュも対応できること。さらには、ホストへクライアントが電話するチケットサービスの逆、クライアントユーザーへ電話かけることができる(アラート機能)など、単純な音声認識だけでなく、コンテンツの提供者と利用者が双方向にコミュニケーションできる機能が備わっていたのです。

 「Webサービスとしても結構使えるかも」という文脈でレビュー原稿を納品した夏の日の午後、西新宿の立体歩道橋を歩いていた時、わたしのアタマに突然アイデアが降って湧いたのでした。

 まずその前提をお話します。わたしはケータイが好きで、ゲームもかなり好き。でもケータイにプリインストールされているゲームって、家庭用ゲーム機やPC向けに作られたものの移植が多いですよね? ドラクエとか、FFとか、テトリスとか……。それが結構不満、というか「つまんないな」と感じていました。要は、「ケータイの特徴を生かした、あるいはケータイに特化したゲームが欲しい!」ということ。

 で、思いついたアイデアというのが、「これだけ音声認識するなら『シーマン』ができるじゃん」「ていうか、なんかキャラクターから着信があったら、面白くない?」「それが(バーチャル)彼氏だったらうれしいかも……」というもの。

 電話が掛かってくるシステム(前述の音声認識システム)はある。あとは、ケータイっていったら、待受画像、着信ボイスに、着うたか! 全部詰め込めば面白いんじゃない? リアルなら寒いけど、バーチャルなら「君に贈るラブソング」が、着うたになるのもいいだろー。

 ……という感じで、西新宿の立体歩道橋を渡りきる前にアイデアはまとまったのでした。

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