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Systemwalkerを補完:富士通、ITILに基づき変更管理ソフトウェアを強化

富士通はSystemwalkerファミリーの変更/リリース管理ソフトウェアを強化する。ITILに基づく変更管理ができ、システムの見える化を果たすという。


nitta.jpg 富士通 システムマネジメント・ミドルウェア事業部長 新田将人氏

 富士通は7月4日、同社の統合運用管理ソフトウェアSystemwalkerにおける変更/リリース管理ソフトウェアの強化について報道陣に対し説明を行った。

 富士通 システムマネジメント・ミドルウェア事業部長 新田将人氏は次のように話す。「これまで部門サーバは、各部門の業務担当者が管理していた。しかしサーバ集約や社内IDC化といった流れにより、それらの管理は運用管理者(情報システム部)に一元的に託されることになる。これまで管理対象外だった(可視化されていなかった)システムを全般統制に組み込むことが急務だ。変更管理についても、本当に計画通りに変更されているのか否かを見える化する必要がある」

 新田氏は、このような課題を解決するのがSystemwalker IT Process Masterだと述べる(2008年6月30日より出荷開始済み)。同製品はシステム変更作業をITILに基づきワークフロー化することで、人的トラブルを防ぎ、変更管理や役割の分離、承認履歴の保存などを実現するという。

「ITILは荷が重い」というユーザーの声に応える

 「ITILとは、SLAを定め、PDCAを回しながら改善するという運用管理の流れ」と定義する新田氏。しかしユーザー企業からは「ITILと言われてもよく分からない」、「荷が重い」、「どこから手を付ければいいのか見極められない」という声が多く寄せられるそうだ。

 そこで新田氏は、CAPDo(Check-Action-Plan-Do)を提案する。CAPDoでは現状把握(見える化)からサイクルがスタートするため、プランニングからサイクルが開始されるPDCAよりも、問題に取り組みやすいとのこと。Systemwalker IT Process Masterはバージョン13.3より、CAPDoに基づく3つの見える化機能(システム変更の見える化、サービスレベルの見える化、システム全体の見える化)を実装したという。システム全体の見える化においては、JP1(日立)やSystem Center(マイクロソフト)、Tivoli(IBM)といった各社の運用管理ソフトウェアから監視情報を収集し、一元管理する環境を提供する。

cmdb.jpg ワークフローで変更管理をプロセス化し、CMDBが構成情報を正確に保持(画像クリックで拡大)

 なおSystemwalker IT Process MasterのCMDB(構成管理データベース)は、標準化仕様の策定を進める業界団体、CMDBf(CMDB Federation、富士通に加えBMC、HP、IBM、CA、マイクロソフトが参加)のドラフト仕様に準拠したもの。CMDBfに準拠したCMDBは初めての製品化だという(富士通調べ)。

 Systemwalker IT Process Master V13.3の動作環境は、Windows Server 2003の各エディション(Windows Server 2008には秋頃に対応予定)およびSolaris10、そしてRed Hat Enterprise Linux AS(v.4 for x86)、Red Hat Enterprise Linux ES(v.4 for x86)となる。標準価格は税別180万円から。

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