東京都民銀行は、アシストとESRIの製品を連動させて、地図上で直感的に顧客の所在を把握できるシステムを構築した。
東京都民銀行は、BI(ビジネスインテリジェンス)と地理情報ソフトウェアを連動させた情報活用システムを構築した。6月から本格的に稼働しており、営業担当の職員が顧客情報の活用のために使用している。
このシステムは、アシストのBIプラットフォーム「WebFOCUS」とESRIジャパンの地理情報ソフトウェア「GIS」を、アシストのWebFOCUSのオプション製品「WebFOCUS GISアダプタ」を使用して連動させたもの。2007年にWebFOCUSを導入し、Webから顧客情報を参照できる情報システムを構築。2008年2月に、WebFOCUSとGISを連動させて、新規の法人見込顧客の所在を地図上に表示するシステムを構築した。2008年5月に、既存の法人顧客と取引高、個人顧客の情報を地図上に表示するシステムを構築した。主要顧客の分布と取引情報を地図上に示すことで、住所順に並べられた顧客リストでは難しかった直感的な状況把握が可能になったという。
東京都民銀行広報は「営業担当の行動の効率化を図るためのツールとして導入した。導入して間もないので効果は把握していない」と話している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.