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» 2008年07月11日 12時48分 UPDATE

仮想化機能組み込む:「Microsoft SQL Server 2008」は8月にリリース予定

「Microsoft SQL Server 2008」は8月にリリースされる予定だ。スティーブ・バルマーCEOは、Microsoftパートナーカンファレンスで同社のソフトウェア+サービス戦略について説明した。

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

 Microsoftは「Microsoft SQL Server 2008」を8月にリリースすると発表した。価格は据え置きとなる。

 ヒューストンで開催された「Microsoft Worldwide Partner Conference 2008」において、Microsoftのサーバ&ツール部門のコーポレート副社長、ボブ・ケリー氏は、Microsoft SQL Server 2008を8月にリリースする予定だと発表した。さらにケリー氏によると、Microsoftは9月8日に開催するプレスとアナリスト向けのイベントにおいて「エンドツーエンド型仮想化スタック」を発表する予定だという。

 「インフラの深い部分に仮想化技術を組み込むつもりだ」とケリー氏は語り、Microsoftが自社のサーバ、デスクトップ、アプリケーション、プレゼンテーションレイヤ技術に仮想化機能を組み込む計画であることを明らかにした。「今日市場に出回っているサーバで仮想化のホストとしての役割を果たしているのは10%にも満たない」と同氏は話す。Microsoftはその比率を高めるようなインパクトを与えるつもりだという。「当社の技術はVMwareと比べて3分の1の価格だ」(同氏)

 Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは、いつものように(というよりは、いつも以上に)元気はつらつとした調子で聴衆のパートナーの前に現れた。同氏は夜のトークショー番組のような音楽に合わせて登場し、まるでジェイ・レノ(訳注:トーク番組の司会者)のように、あちこちを指さしたり壇上を動き回ったりした。聴衆は開発者ではなかったので、「開発者、開発者、開発者」と叫ぶわけにもいかず、バルマー氏は「パートナーパワー」と3回叫んだ後でキーノートスピーチを始めた。

 バルマー氏は、この1年間のMicrosoftのビジネスに関連した多数の数字を早口でまくし立て、同社のビジネスの拡大にパートナーが重要な役割を果たしたと語った。Microsoftはこの1年間でVistaのライセンスを1億4000万本販売し、1億人のSharePointユーザーを獲得した。「これはすべてパートナーの力のおかげだ」とバルマー氏は述べた。

 「Officeのライセンス数が最も増加した1年間だった。そして470万シートのLotus NotesがExchangeと入れ替わった」と同氏は語った。

 さらに、Microsoftはサーバの販売で100億ドル以上の売り上げを確保したという。そして「市場に一番乗りしたのではないのにもかかわらず、当社のCRM製品には75万を超えるユーザーがいる。また、オンプレミスとホステッドソリューションの組み合わせにより、われわれはSalesforce.comの背後に迫っている」(同氏)

 バルマー氏によると、Microsoftはインターネットビジネスではナンバースリーだが、ナンバーワンを狙っているという。Microsoftがインターネットビジネスで上位を目指すには新たな形態のソフトウェア、すなわち“特別で魅力的な”デバイスに統合されたソフトウェアが必要だという。そういったデバイスとは、具体的にはWindows Mobileデバイスや、Microsoftにとって2000万ドル近くの収益に貢献した200万台のセットトップボックスであるようだ。

 「この状況に与えた名前が“ソフトウェア+サービス”だ。われわれはPC、エンタープライズ、インターネット、デバイスのそれぞれの最も優れた部分を統合しようとしているのだ」とバルマー氏は語る。

 バルマー氏によると、Microsoftの目標は「ソフトウェア+サービスの世界を積極的に取り込むことだ」という。「現在を拡張する形で未来を推進する必要がある。将来はクラウド内にプラットフォームを持つことが重要になるだろう」

 さらに「われわれはサーバをお払い箱にするつもりはない。サーバを拡張しようとしているのだ。Microsoftのエンタープライズ戦略の中心はWindows Serverであり、今後もクラウド内のWindowsがその中心になるだろう」とバルマー氏は述べた。

 「シングルログイン、シングルID方式でクラウド環境とオンプレミス環境の両方を利用できるようになる」(同氏)

 さらにバルマー氏によると、今日のソフトウェア開発モデルはクラウド環境に対応するように変化する必要があるという。将来の開発モデルは「この世界全体――クラウド、デバイス、サーバ、PCクライアントを包括する必要がある」と同氏。

 そしてサーバの世界は、「クリック・ツー・ラン」(クリックするだけで動作する)でなければならないとバルマー氏は語る。「ソフトウェア+サービスのモデルは、クリック・ツー・ラン型モデルになる」

 また、ソーシャルネットワーキングは近い将来、「基本的なシステムサービス」になるとバルマー氏は指摘する。「エンタープライズおよびコンシューマーの世界のあらゆるアプリケーションは、ソーシャルネットワーキングの特性を持つようになるだろう。OfficeとSharePointの次期バージョンでそれを見ることができる。そして、パートナーがわれわれと一緒にそこに参加することが極めて重要なのである」(同氏)

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