富士通とSun、「SPARC64 VII」搭載の基幹システム向けサーバを発売1.8倍の性能向上

SPARC64 VIIを搭載し、従来機に比べて1.8倍の処理性能向上を実現した基幹システム向けサーバを、富士通とSunが発売した。

» 2008年07月15日 07時55分 公開
[ITmedia]
image SPARC Enterprise M9000

 富士通と米Sun Microsystemsは7月14日、大規模のデータベースや企業の基幹システム向けサーバ「SPARC Enterprise」の新モデル4製品を発売した。

 新製品は「SPARC Enterprise M4000」「同M5000」「同M8000」「同M9000」。1CPU当たり4コア/8スレッド、最大動作周波数2.52GHzのクアッドコアプロセッサ「SPARC64 VII」を搭載したことで、従来機に比べて1.8倍の処理性能向上を実現した。

 SPARC64 VIIは、1コア当たりの消費電力を「SPARC64 VI」に比べて、44%削減している。仮想化機能「ハードウェアパーティショニング」などによるSPARC64 VIIの高拡張性を活用し、サーバの仮想化や統合を実現する。

image SPARC64 VII

 同プロセッサはSPARC64 VIと同じアーキテクチャで開発しているため、SPARC64 VIを搭載したサーバにSPARC64 VIIを追加することもできる。企業は既存のサーバを活用しながらシステムの性能を向上できる。

 最上位モデル「SPARC Enterprise M9000」では、最大64CPU、256コアの構成が可能で、優れた拡張性を実現している。

 価格は、SPARC Enterprise M4000が761万円からとなる。そのほかは以下の通り。

製品名 プロセッサ 販売価格(税別)
SPARC Enterprise M4000 SPARC64 VII 2.4GHz 761万円より
SPARC Enterprise M5000 SPARC64 VII 2.4GHz 1153万円より
SPARC Enterprise M8000 SPARC64 VII 2.52GHz 4338万6000円より
SPARC Enterprise M9000 SPARC64 VII 2.52GHz 1億555万6000円より

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