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» 2008年07月15日 08時00分 UPDATE

中堅中小企業向けを強化:Microsoft、ミッドマーケット向けサーバ攻勢を準備中

Microsoftは「Windows Small Business Server 2008」と「Essential Business Server 2008」をパートナーに披露した。両製品は中堅中小企業をターゲットとする。

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

 Microsoftでは、「Windows Small Business Server 2008」(SBS 2008)および「Windows Essential Business Server 2008」(EBS 2008)のリリースに向けた準備を急いでいる。

 7月7〜10日にヒューストンで開催された「Microsoft Worldwide Partner Conference」はこれらの技術をパートナーに紹介する機会となったが、MicrosoftでWindowsサーバソリューション担当シニアディレクターを務めるスティーブン・バンローケル氏によると、同社がSBS 2008とEBS 2008を正式に発表するのは11月12日だという。

 同カンファレンスで7月9日に行われたeWEEKの取材に対して、「われわれはWindowsサーバソリューションファミリーを披露している」とバンローケル氏は語った。「SBS 2008およびEssential Business Serverは中堅中小企業向けであり、多数の企業で配備されるものと予想される。これは、より多くの環境に製品を売り込むチャンスの拡大につながるだろう。この市場では、当社はこれまでSBSしか提供していなかった」

 SBS 2008(開発コードネームは「Cougar」)は保有PC台数が50台以下の企業向けで、業務データの保護や業務生産性の改善に加え、プロフェッショナルな企業イメージを顧客に与えるのに効果がある、とバンローケル氏は説明する。

 Microsoftによると、EBS 2008はPC台数が250台以下の中堅企業向けだという。

 Windows Essential Business Serverは、Windows Server 2008、Exchange Server 2007、Forefront Security for Exchange Server、System Center Essentials 2007、次期版Internet Security and Acceleration Serverの技術を組み合わせた製品で、PremiumエディションにはSQL Server 2008の技術も組み込まれている。

 「Windows Essential Business Serverは組織の業務拡大に対応できる」とバンローケル氏は話す。

 「この製品の狙いは、複雑なコンシューマー技術の利用を拡大することにある。最初のWindows Home Serverではインストール時に5つの質問に答えるだけだった。次のSBSはもう少し高度な製品になった。そしてEssential Business Serverでは600ページのドキュメントが付属する」(同氏)

 Microsoftのパートナー企業であるE Squared Cのジョン・エンター社長は「昨年12月からSmall Business Server 2008を本業務で使っている」と話す。「最近、Windows Small Business Server 2003を顧客企業にインストールする仕事を3件こなしたが、わが社では2008を利用しており、もう2003に戻る気にはなれない。幸いにも、これらの顧客は2008年が出荷された時点でアップグレードする予定だ」

 「Essential Business Serverは、Small Business Serverのコンセプトをワンレベル引き上げたものだ。当社の顧客の中にはSmall Business Serverの機能を求めている企業もあるが、EBSはその機能をミッドマーケットに提供する」とエンター氏は語る。

 さらに同氏によると、Small Business Server 2008のライセンス条件は、中小企業が柔軟にソリューションを利用、拡大できるものとなっているという。

 「われわれは、契約を結んでから6カ月後に拡張したいという顧客の要望にも対応することができる」とエンター氏は話す。

 「簡単に移行できるようにするとともに、魅力的な価格に設定した」とバンローケル氏は言う。

 また、エンター氏によると、Essential Business Server 2008では同氏の顧客が求めていた機能が幾つか盛り込まれている。その1つがリモートWebワークプレース機能だという。「従来は顧客自身がこの機能を作成する必要があった」と同氏は話す。

 同氏によると、要望が高かったもう1つの機能でEBS 2008に搭載されたのが集中管理機能である。「Small Business Serverはよく売れたし、ミッドマーケットが当社にとって大きなビジネス機会であることを考えれば、Essential Business Serverも期待できそうだ」と同氏は話す。

 Microsoftでは、SBS 2008とEBS 2008用の各SDK(ソフトウェア開発キット)を数週間内にリリースする予定だとしている。両製品はプレリリース版として評価が行われてきた。

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