NECが拡張性に優れたSANストレージ、処理性能30%向上HDD停止機能も搭載

NECはストレージ筐体を追加することで、業務を停止せずに性能の向上や容量の拡張を実現するSANストレージの新製品を発売した。

» 2008年07月16日 13時17分 公開
[ITmedia]

 NECは7月16日、ストレージ筐体を追加することで、業務を停止せずに性能を向上したり容量を拡張したりできるSANストレージ「iStorage Dシリーズ」の新製品を発売した。

 発売したのは「iStorage D8-2010」(1ノードモデル)および「iStorage D8-2020」(2ノードモデル)の2機種。最新のCPUを採用し内部処理を最適化したことで、従来機の「iStorage D8-10」に比べて、処理性能を最大30%向上させた。ストレージ筐体やHDDなどを追加することで、メモリの容量を最大1.2ペタバイト、ホスト接続用ファイバチャネルインタフェースを装置当たり最大64ポートまで拡張できる。

iStorage D8-2010(写真左)とiStorage D8-2020

 使用していないHDDの回転を停止して消費電力を削減する機能や、交流と直流の変換工程を削減できる機能も備えており、最大40%の省電力化ができる。そのほか、1台のストレージを複数の仮想的なストレージとして利用できる機能なども採用している。

 価格はiStorage D8-2010が570万円から、iStorage D8-2020が964万円からとなる。

製品名 希望小売価格(税抜) 出荷開始時期 備考
iStorage D8-2010 570万円〜 2008年8月29日 1ノードモデル、147Gバイト HDDx3、基本制御ソフト
iStorage D8-2020 964万円〜 2008年9月30日 2ノードモデル、147Gバイト HDDx3、基本制御ソフト

過去のニュース一覧はこちら

関連キーワード

ストレージ | NEC(日本電気) | SAN


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ