CRMの新潮流

SAPなど3社、顧客との親密な関係を数値化するCRMを共同開発「できる営業マン」のノウハウ共有

SAPジャパンと住生コンピューターサービス、ブレアコンサルティングはCRM分野で協業すると発表した。

» 2008年07月28日 21時36分 公開
[ITmedia]

 SAPジャパンと住生コンピューターサービス、ブレアコンサルティングは7月28日、顧客関係管理(CRM)分野で協業すると発表した。CRMの新機能を共同開発し、従来把握しにくかった顧客との親密度を指標化できるようにする。日本の商習慣に合った製品として売り込む考えだ。

 新アプリケーションでは、商談成立後の礼状の送付や、一緒に食事をして親睦を深めるなど、従来は個人の裁量に構築を依存していた顧客との関係を数値化し、管理する。導入企業はこうした情報を営業部門で共有し、スキル構築、課題の把握を図れる。成績の良い営業担当者のスキルを標準化し、企業全体の営業力を高められる。これまでのCRMアプリケーションは、売り上げ見込みや請求時期などビジネスプロセスの進ちょく管理が中心だった。

 協業では、SAPのCRM製品「SAP Customer Relationship Management(SAP CRM)」を基に、住生コンピューターサービスがテンプレートの提供と保守、ブレアコンサルティングが導入および稼働後の導入サービスを提供する。今後3年間で40社への導入を目指す。

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