日本インフォア、プロセス製造業向けに計画系ソフトを発表在庫削減を推進

日本インフォア・グローバル・ソリューションズは、日本のプロセス製造企業向け製品ラインを拡充する。

» 2008年07月29日 19時48分 公開
[ITmedia]

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズは7月24日、日本のプロセス製造企業向け製品ラインを拡充し、需要管理、SCM(サプライチェーンマネジメント)計画、生産スケジューリングの各アプリケーションの提供を開始すると発表した。導入企業は在庫削減などの効果を見込める。

 発表したのは、需要予測機能の「Infor SCM Demand Planning」、マスタープランニングを実施する「Infor SCM Advanced Scheduler」、設備能力を最大限に活用して生産性を上げ、製造コストを下げるための「Infor SCM Advanced Planner」の3製品。プロセス製造企業向けに設計された統合型業務ソリューションスイート「Infor Process Essentials」の一部という位置づけとなる。

 3製品を日本語化してProcess Essentialsに加えたことで、メーカーは顧客ニーズの動向を予測し、長期、短期の製品需要のバランスを保てるようになる。サプライチェーンを最適化することで在庫水準を適正化し、利益率を向上できる。

 食品・飲料メーカー、ビールメーカー、化粧品メーカーといった消費者向けのプロセス製造企業は、生産、在庫、サプライチェーンに関して複雑な課題を抱えているという。例えば、変動する顧客のニーズに応じ、さまざまな種類やサイズの商品をパッケージ化し、いわゆる多品種少ロット生産に対処しなければならない点が挙げられる。予測や計画が不正確な場合、顧客の望まない種類やサイズの製品の在庫が過剰になる可能性が出てくる。

 発表する3製品の持つ予測、在庫計画、生産スケジューリングの統合機能によって、プロセス製造企業は、包括的かつ多角的なアプローチを採用し、こうした課題に対応できるとしている。

 8月1日の出荷を予定している。

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