日本IBMは、タワー型x86サーバにエントリーモデルを追加。従来モデルと比較して最大1.6倍のコストパフォーマンスを実現したという。
日本IBMは7月30日、中堅中小企業をターゲットにしたタワー型x86エントリーサーバ「IBM System x3200 M2 Express(以下、x3200 M2 Express)」を発表した。「エコノミーモデル」と「DVD-RAM搭載モデル」をラインアップし、DVD-RAM搭載モデルにはIntel Xeonプロセッサを採用。処理能力を約25%向上させるとともに、最大1.6倍のコストパフォーマンスを実現したという(同社従来機種比)。日本IBMではx3200 M2 Expressを、プリンタサーバやメールサーバといった小規模オフィス用途からビジネスアプリケーションを稼働させるデータベースサーバやWebサーバまで、幅広く活用できる製品だと位置付けている。
x3200 M2 Expressはエントリーサーバでありながら最大3Tバイトのハードディスクに対応。また障害の自動検知機能やIBM Directorによる運用状況の可視化などにより、システム管理者の運用負荷を軽減する。オプションを利用することで19インチ汎用ラックへのマウント(5U)も可能だ。
同製品はこれまでの販売実績に基づき「売れ筋構成」をIBM Express Advantageオファリング対応モデルとしてラインアップしたもの。今回のモデル化により、従来モデルより約2割安価に、かつ最短で受注当日に出荷が可能だという。
サポートするOSはMicrosoft Windows Server 2003(SP2)R2、Windows Server 2008、Red Hat Enterprise LinuxR AS/ES/WS 4、SUSE Linux Enterprise Server 10、Xenなど。8月16日より、日本IBMおよびビジネスパートナー経由で販売され、DVD-RAM搭載モデルは32bit版 Windows Server 2003(SP2)R2 SE導入済みで出荷される。価格と構成は次の通り。
モデル | プロセッサ | メモリ | 内蔵HDD | IBMダイレクト価格(税込) |
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エコノミーモデル(型番:4368-PBD) | Intel Pentiumプロセッサ E2200(2.20GHz) | 標準512Mバイト/最大8Gバイト | 標準250Gバイト×2(RAID1構成済み)/最大3Tバイト | 9万5550円 |
DVD-RAM搭載モデル(型番:4368-PBC) | Intel Xeonプロセッサ E3110(3GHz) | 標準512MB×2/最大8GB | 標準250Gバイト×2(RAID1構成済み)/最大3Tバイト | 21万6300円 |
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