コラム
» 2008年08月18日 09時16分 UPDATE

Weekly Memo:Googleのサービス障害にみるトラブル対策の勘所 (1/2)

今回は、先週および先々週に相次いで起こったGoogleのサービス障害を中心に、大規模システムにおけるトラブル対策の勘所について考えてみたい。

[松岡功,ITmedia]

不安な影を落としたGoogleのサービス障害

 8月11日、大規模システムの運用をめぐって明暗を分けた2つのニュースが注目を集めた。1つは、三菱東京UFJ銀行がシステム統合作業の一環として旧UFJ銀行の82店を新システムに移行したところ、大きなトラブルがなかったこと。もう1つは、Googleの電子メールサービス「Gmail」で2時間にわたってサービス障害が起きたことだ。

 三菱東京UFJ銀行のシステム統合に伴う旧UFJ銀行の店舗の新システムへの移行は、約400店を4グループに分け、今年12月までに完了する計画。これによって、店舗によってばらばらだった商品・サービスが統一される。

 旧UFJ銀行の9店を対象とした7月の試験移行に続いて今回も大きなトラブルがなかったことから、12月の統合完了に向けて展望が開けたと同行ではみている。

 ただし、旧東京三菱銀行の約250店舗が5月に一斉移行した際には、提携先のATMで預金を引き出せなくなるトラブルが発生したことから、同行では引き続き移行作業を慎重に進めていく構えだ。

 一方、GoogleのGmailにおけるサービス障害は、11日午後2時から4時(太平洋時間)の間に発生し、その後復旧した。被害の規模は明らかになっていないが、かなりの数のGmailユーザーがアクセスできない状態になったようだ。

三菱東京UFJ システム統合を慎重に進める三菱東京UFJ銀行(本店)

 同社はサービス障害の原因について、コンタクトシステムの一時的な停止により、Gmailが正しくロードされなかったと説明し、原因となった問題はすぐに修正したという。なお同社によると、サービス障害によって配信が遅れた可能性はあるが、メールはすべて無事だとしている。

 ただ、このトラブルがユーザーに不安な影を落としているのは、先々週に引き続いてGoogleのサービス障害が再発したことだ。米東部夏時間で8月6日午後2時から翌7日午前5時ごろまでのおよそ15時間、一部ユーザーの間でGoogleのオフィスアプリケーション「Google Apps」とGmailを利用できない状態が続いたという。

 こちらのトラブルの原因や影響を受けたユーザーの数については、今のところ明らかになっていないようだが、何らかのシステム障害であることは明白だ。

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