NTTデータは、エコロジーエクスプレスの検索エンジンに住友電工情報システムのQuickSolutionを採用。検索の漏れが少なくなるなどの効果があった。
NTTデータは、同社が提供する環境情報サイト「エコロジーエクスプレス」の検索エンジンとして、住友電工情報システムの全文検索エンジン「QuickSolution」を採用した。9月1日にエコロジーエクスプレスをリニューアルし、その一環として検索エンジンを刷新した。
同社はWebサイトのリニューアルについて、国内で環境への関心が高まっていることに触れ、「エコロジーエクスプレス上で情報を必要なときにリアルタイムに検索したいというユーザーニーズが高まっている。検索における利用者の利便性の向上を目的に、QuickSolutionを採用した」(広報)とコメントしている。
QuickSolutionは、検索対象となるテキストデータベースを、単語単位でなく文字単位で分解し、検索語と文字の出現頻度を合致させてインデックスを抽出するN-gram方式を採用している。そのため、検索漏れを少なくできるメリットがある。検索対象テキストのインデックスは、変更のあったファイルのみを更新するため、定期的に全面更新が必要な検索エンジンと比べてインデックス更新に要する時間を短縮できる。
エコロジーエクスプレスのリニューアル初日の計測によると、Webサイト全体のページ閲覧件数がリニューアル前の3倍に増加したという。NTTデータ広報によると「検索結果の一覧表示が見やすくなった」「検索の漏れが少なくなった」などの声が社内外から挙がっているという。
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