インターネットブラウザに何を使うかと尋ねると、まだInternet Explorerを挙げる人が多いかもしれないが、最近はFirefoxなど、ほかのブラウザのシェアも少しずつ上がっている。
8月27日にマイクロソフトは最新版となるInternet Explorer 8(以下、IE8)のβ2をリリースした(関連記事)。
それに合わせて、2種類のノベルティグッズが登場したようだ。救急箱と工具セットで、ITmedia海外速報部・澤由紀子氏「海外速報部ログ」のIE 8のβ2リリース記念「救急箱」と、エンタープライズ編集部・杉浦知子氏「ノベルティ ブログ」の【マイクロソフト】Internet Explorer 8 β2の工具セットで紹介されている。ノベルティとはいえ、なかなか力が入っているようだ。
その一方で、新しいブラウザも9月2日に登場した。米Googleによるオープンソースブラウザ「Google Chrome」だ(関連記事)。
折田明子氏「Empowerment blog」のGoogle Chrome雑感では、インストールにあたって「ブラウザというのは古いものを踏み台にして新しいものが乗っ取りにくる構造なのだな」と実感したという。ブックマークやパスワード、履歴などがあっという間にインポートされたというのだ。また、「シークレットウィンドウ」を使うことで「匿名性の高い行動を取ることが可能になる」というのも注目だ。
小林啓倫氏「シロクマ日報」のChrome はケータイの夢を見るか?は、「ChromeがGoogleのケータイ戦略にも深く関わっている可能性」があると指摘し、ケータイ上での動作を前提に作られているのでは? と推測している。
小林氏によれば、日本のユーザーの間では「ちょろめ」と呼ばれることもあるというChromeだが、その名前の由来について、ITmedia海外速報部・澤由紀子氏「海外速報部ログ」の「Chrome」の由来――「メッキ」じゃなくて。で言及があった。興味がある人は是非目を通してほしい。
また、現在公開されているChromeは、WindowsXPとVistaにしか対応していない。それについて小川浩氏「Speed Feed」のGoogle ChromeがMac版とLinux版を後回しにした理由では、興味深い分析がなされている。なぜ、Macintosh版が作られなかったのか。筆者も、この小川氏の見解に同意である。
仕事でメールを利用する人は多いはずだ。するとそこには、添付ファイルも付き物になってくる。
加藤恭子氏「きょこ コーリング」の知らない人に送りつけてよい添付ファイルのサイズは?では、そんな添付ファイルについての問題提起がなされた。知っている人ならばともかく、企業相手では、面識のない担当者などからメールが来ることもある。その場合の適正サイズはどうなのか、という問題だ。会社によっては、巨大なファイルを受け付けないようにしているところもある。面識のあるなしにかかわらず、常識的なサイズにするか、ストレージサービスなどを活用するのがよいだろう。
また、伊藤靖氏「おるたなてぃぶ思考+etc」の動画の長さは1分30秒くらいがちょうど良いでは、果たして動画ファイルの長さはどれくらいがよいのか、という問題を。最近は、動画でPRをする企業も増えているため、これはけっこう重要なポイントだ。伊藤氏が出した結論はケータイ時代に即したもので、なるほどというものだった。
人には、誰しもいつかは死が訪れる。そしてネット時代のいま、懸案事項となるのが、自分が死んだ後の「自作コンテンツ」ではないだろうか。Webサイトやブログなど、サーバのトラブルや規約などがなければ、自分の死後も生き続けてしまう。
佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の自分の死後を想定したコンテンツでは、いちアーティストの死から、死後を想定したコンテンツの存在まで考察している。
この佐々木氏のエントリーを受けて書かれたのが、加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の、インターネットにお墓を作ろう。ネットと連動させたお墓というのはすでに存在するが、サーバ上にお墓を持ってしまうというのはなかっただろう。遠くない将来に実現するかもしれないと感じた。
一部のオルタナブロガーの間で、「音楽ガジェット」がブームになっている。それはこれまで、各ブログごとの動きでしかなかったが、ついに一堂に会することになった。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の【音ガ同】初宴会に思う、コラボレーションワークのトレーニングに音楽セッションは最適だ!にあるように、「音楽ガジェット同好会」(音ガ同)の初セッションが行われたのだ。
参加したオルタナブロガーたちは、以下のようなエントリーを書いているので、ぜひ読んで欲しい。
ブロガー | ブログ名 | エントリー名 |
---|---|---|
松尾公也氏 | CloseBox and OpenPod | 【音ガ同】一堂に会したお手軽シンセたちに感激 |
玉川岳郎氏 | ニュータイプになろう! | 【音ガ同】音楽ガジェットはプレイヤーの障壁を下げ、より身近な癒しへ |
オルタナティブ・ブログ運営事務局 | 事務局だより | 【音ガ同】ウニャウニャ広がる楽しいの連鎖 |
妹尾高史氏 | 抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー | 【音ガ同】「もしかして、音楽ガジェットってキテるの?」超個人的な感想と、その代わりの三部作 |
今泉大輔氏 | シリアルイノベーション | 【音ガ同】DS-10でへなちょこ参加のてんまつ |
また松尾氏は、期待のiPhone用FMシンセ「noise.io」が機能強化して延期や、【告知】DS-10とKAOSSILATORのキーパースンが集まるイベントに参加します【音楽ガジェット】という音楽ガジェット関連エントリーも書いている。
何でも調べることができるWeb検索サービスは、1つの分岐点にきているのだろうか。
吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のサーチに願いをでは、検索キーワードとして「願い事」を入力する人が増加しているという実態を紹介。そこから、願いを実現する方法にたどりつきたいのだろうが、確かに面白い傾向だ。吉川氏が指摘するように、この状況を活用したサービスが登場する日も近いかもしれない。
その一方で、末岡洋子氏「欧州の視点」のグリーン検索あれこれでは、検索でエコに貢献しようとしているNPOの活動が、開始早々行き詰まっているという話題を。これはドイツの話題だが、最近は日本でも、検索サービスを利用した募金などエコ活動への貢献が始まっている。今後の動きに注視したい。
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