ヤフー、興味関心連動型広告「インタレストマッチ」の配信を開始行動履歴や属性に応じた広告を配信

ヤフーは、ユーザーの年齢や性別、閲覧するWebページの内容を分析し、嗜好に見合った広告を配信するサービスの提供を開始した。Yahoo! JAPAN内の22サイトで広告が配信される。

» 2008年09月17日 12時28分 公開
[ITmedia]

 オーバーチュアとヤフーは9月17日、クリック課金型のインターネット広告サービス「インタレストマッチ」の配信を開始したと発表した。

 インタレストマッチは、ユーザーの性別や年齢、Webサイトの閲覧内容や過去の閲覧履歴、検索した単語などから、ユーザーの興味や関心に近い広告を配信するもの。今回、PC向けにサービスの配信を始めた。人気の高いキーワードの抽出や見積もりの作成など、広告の掲載に必要となる機能も公開していく。

 広告が掲載されるのは、Yahoo! JAPAN内の「不動産」「ファイナンス」「ニュース」など22のサービス。Webサイトの作成やアクセス数向上の方法を紹介するYahoo!ウェブオーナーセンター内の広告配信プログラム「アドパートナー」にも順次配信する。Yahoo! JAPAN内で月間最大200億ページビュー規模の配信を目指す。

 広告主は、年代や性別、地域、時間帯を絞り込んで広告を配信できるほか、検索連動型広告ではとらえきれなかったニーズを取り込めるようになる。ユーザーが広告をクリックするたびに、広告主が設定した料金が加算される仕組みで、「料金体系は(オーバーチュアの提供する)検索連動型広告と変わらない」(オーバーチュア広報)という。

 今後は、携帯サイト向けの配信を進めるとともに、代理店経由による広告主やオンラインから申し込みをする広告主にも同サービスを展開する。オーバーチュアと提携するパートナー企業のWebサイトにも広告を配信していく。

インタレストマッチの詳細(7月17日にヤフーが開催した記者会見の報道資料より)

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