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» 2008年09月18日 00時00分 UPDATE

Leverage OSS:システムログ表示ツール、phpLogCon (1/2)

ネットワーク上にあるファイルやデータベース上のシステムログをWebベースのインタフェースで監視したい場合、phpLogConは検討に値するツールだ。本稿ではインストールから使用法までを紹介していく。

[Ben Martin,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 phpLogConは、使いやすいWebインタフェースを備えたシステムログ表示ツールだ。LinuxシステムとWindowsシステムの両方のログを扱うことができるため、phpLogConサイトを1個所に用意すれば、そこからネットワーク上にあるすべてのマシンを監視できる。

 phpLogConはUbuntu、openSUSE 11、Fedora 9のリポジトリにはない。Fedora 10では提供される予定となっており、Fedora developmentリポジトリにパッケージがある。今回は、i386 Fedora 9マシン上でphpLogCon version 2.3.9のソースをダウンロード/ビルドした。

 構成の設定には、phpLogConに含まれているinstall.phpスクリプトを利用するのが便利だ。複数のステップから成り、ステップごとに構成設定に関する質問に回答していくとconfig.phpファイルができあがる。下に、install.phpファイルを含むphpLogConのPHP ファイルをインストールするコマンドを示す。install.phpファイルは、構成設定の完了後削除してもよい。また、phpLogConで監視したい Webサーバのsyslogファイルについては、そのWebサーバの実行ユーザーが読めるようにアクセス権を設定しておく必要がある。


cd /usr/local
tar xzf /tmp/phplogcon-2.3.9.tar.gz
cd ./phplogcon*
cp -av src /var/www/html/phplogcon
cd /var/www/html/phplogcon

touch config.php chown root.apache config.php chmod g+w,o-rwx config.php ls -l config.php -rw-rw---- 1 root apache 0 2008-08-12 12:28 config.php
cd /var/log chgrp apache messages chmod g+r messages
インストール画面 インストール画面

 インストールが終わったら、http://localhost/phplogconを開く。「致命的なエラー発生」「メインの構成ファイルがない」と告げるページが表示されるが、驚く必要はない。先ほど空のconfig.phpファイルを作り、Webサーバの実行ユーザーで書き込みができるように(一時的に)アクセス権を設定した。これから、そのconfig.phpファイルの中身を作成するのだ。エラーページにあるリンクをクリックするとinstall.phpが起動する。install.phpは、まずconfig.phpファイルに書き込めることを確認する。先にinstall.phpは複数のステップから成ると述べたが、具体的には8つのステップがあり、ここまでがステップの1と2になる。

 ステップ3では、メインビュー表示する1ページ当たりのメッセージ数や各メッセージの文字数など一般的なオプションを幾つか設定する。また、ここで詳細メッセージのポップアップとIPアドレスの自動解決を抑制できる。


インストールステップ7 インストールステップ7

 一般的設定はデフォルトのままにして進み、ステップ7に入る。phpLogConはローカルにあるシステムログ情報だけでなく、リレーショナルデータベースにあるログ情報も読むことができる。MySQLのほか、PHP Data Objectsを介してそのほかのデータベースサーバもサポートしている。ここでは、ローカルにあるsyslogファイルだけを考えることにする。rsyslogを設定してシステムログをリレーショナルデータベースに保存している場合は、データベース名、ログ情報のスキーマ(monitorwareまたはsyslogng)、データベースに接続するためのユーザー名とパスワードを設定する。ここでは、簡単に、apacheのユーザーにシステムログ情報の読み込みアクセス許可を与えたが、本来は、それらのファイルが任意のPHPスクリプトに見えないようにするため、suphpを使ってシステムログ情報への読み込みアクセスを持つ特別なユーザーでphpLogConを動かすべきだ。


メインページ メインページ

 ステップ8は最後のステップで、インストールが完了しphpLogConが使えるようになったことを知らせるページが表示される。ページにはサーバ上のphpLogConの場所へのリンクがあり、すぐにログを見ることができる。クリックすると、右に示したようなページが表示されるはずだ。

 ここでログエントリが問題なく表示できたら、config.phを読み込み専用にし、install.phpをWebサーバから削除することをお勧めする。これ以降構成ファイルを変更することはないので書き込み可能である必要ななく、設定は完了したのでもうinstall.phpファイルは使わないからだ。再構成などで必要になったとしても、/usr/localのPHPファイルは先ほどすべてコピーしてあるので、いつでも復元できる。

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