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» 2008年09月25日 08時30分 UPDATE

Oracle OpenWorld San Francisco 2008 Report:「クラウドが重要な選択肢のひとつとなる」とロズワット執行副社長 (1/2)

Oracle OpenWorld San Francisco 2008の2日目、製品開発全般を統括するロズワット執行副社長が、プレスやブロガー向けのQ&Aセッションに登場し、「クラウドが重要な選択肢のひとつとなる」との見方を示した。

[谷川耕一,ITmedia]
chuck02.jpg 製品開発全般を統括するロズワット執行副社長

 米国時間の9月23日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld San Francisco 2008」は2日目を迎え、製品開発全般を統括するチャック・ロズワット執行副社長が、プレスやブロガー向けのQ&Aセッションに登場した。初日のオープニングキーノートで明らかにされた同社のクラウドコンピューティングへの取り組みに対して改めて質問が集中した。

ネットワークの帯域確保がクラウド利用のカギ

 発表の第1弾は、Amazon.comのクラウドサービスに対応するものだったが、第2、第3のパートナーは現れるのか? ロズワット氏は、Amazon.comとの発表が先行したが、それは同社との長期的な協力体制を反映したものであり、ほかのパートナー企業ともサービスの状況が整えば順次提携を行うとした。「早ければ今週中にも新たな発表がある」と話した。

 ただし、Oracleが自らのファシリティを使ってクラウドサービスを展開する予定はどうだろうか? ロズワット氏は、Oracle On Demandのサービスを10年以上も展開しており、そういう意味では既にクラウド的なものは提供してきたとする。Amazon.comのクラウドよりもさらに高度なサービスをOracle On Demandでは提供している。

 「オンプレミス型がいいのか、オンデマンド型がいいのか、あるいはもっと簡単なクラウドがいいのか。それぞれに特徴があり、どれにするかは顧客の状況や要望によって選択すればいい。クラウドの特徴は、シンプルで、素早く簡単に展開できることであり、アプリケーションを展開する際に、今後はクラウドが重要な選択肢のひとつになる」とロズワット氏はみる。

 今回発表したAmazon.comのクラウドサービスの上で、どうやればミッションクリティカルなアプリケーションを動かすことができるのだろうか。ロズワット氏は、最初は試行からクラウドの利用は始まり、その結果、顧客が自信を持てるようになれば、徐々にミッションクリティカルなアプリケーションに移行するだろうとみている。

 クラウドは簡単で便利だが、例えば、バックアップの際にはデータサイズの問題にぶち当たる。巨大なデータベースを素早くリカバリーしたければ、現状のクラウドでは難しい。この解決には、ネットワーク帯域幅を十分に確保する必要がある。将来的にミッションクリティカルなアプリケーションをクラウドに配備できるかどうかは、こういったことがカギになるとロズワット氏は指摘する。

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