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» 2008年10月24日 17時07分 UPDATE

CAD画像が鮮明なフルHDビデオ会議、日立ハイテクらが発売

日立ハイテクは、米LifeSizeが開発・製造するフルHDビデオ会議システムを発売する。1080/30p映像でも約1.7Mbpsの低帯域で済むのが特徴だという。

[ITmedia]

 日立ハイテクノロジーズと米LifeSize Communicationsは10月23日、1080/30p(毎秒30コマのプログレッシブ)の通称「フルHD」映像に対応した会議システムを発表した。11月上旬から米LifeSizeが供給し、日立ハイテクが販売する。

lifesize01.jpg 1080/30pによる映像

 日立ハイテクが販売するのは、1080/30pおよび720/60p対応の「LifeSize Room200」と会議室用システム「Conference200」、720/30pに対応した省スペース型「Team200」、ディスプレイ1面をセットにした「ハイテクビジョン Solo」、同2面の「ハイテクビジョン Duo」の5製品。

 Room200は、CAD画像や医療用画像といった高解像度表示が求められる市場に対応し、伝送帯域は1080/30pで約1.7Mbps、720/60pで約1.1Mbps、720/30pで768kbpsとネットワークへの負荷が小さいのが特徴。最大6拠点の同時接続が可能で、映像・音声とデータで720/30pを利用するデュアルストーリミングもできる。

lifesize02.jpg カメラ、映像処理、マイク、リモコンによるRoom200の機器構成

 Conference200はディスプレイ3面を用い、会議室などでの利用に対応する。遠隔地と接続しながらも、実際に対面しているような臨場感を再現できるとしている。Team200は少人数での利用に対応できるよう、システムをコンパクトにしている。

 LifeSizeはカメラやデコード/エンコード用ASICを自社開発しており、HD映像の伝送に必要な帯域は、他社製品に比べて半分以下になるという。また、映像圧縮などに伴う遅延時間も1秒未満となっている。

 Lifesizeのグレッグ・マロイCEOは、「フルHD対応により、ビデオ会議システムを使って遠隔地の拠点同士や取引先と鮮明な映像や画像のやり取りができる。出張の手間などが軽減し、それに伴う交通費や宿泊費などのコスト削減につながるだろう」と話した。

 日立ハイテクは、LifeSize製品の単体販売のほか、50V型のディスプレイを組み合わせた「ハイテクビジョン」シリーズを展開する計画。ITソリューション営業本部長の長尾英則本部長は、「一般企業に加えて、製造や医療、教育など高解像度データを多用する業界での利用が期待される」と話した。同社ではこれまで約200社にビデオ会議システムを販売しているが、例えば中国の工場と国内の開発拠点で製品設計を協議するといった利用があるという。

lifesize03.jpg 日立ハイテクはディスプレイと設置台を追加した「ハイテクビジョン」も販売する

 各製品の参考価格は、Room200が約360万円、Conference200が約1200万円、Team200が約250万円。ハイテクビジョン Duoが約750万円、同 Soloが約400万円となる。

 長尾氏は、「国内のHDビデオ会議システム市場は、2007年度推計で1500システム、2008年度に同4000システムになると見ており、フルHDへの対応で普及への弾みをさらにつけたい」と話した。

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