IKEA、ドイツの全店舗にサイン入力用液晶ペンタブレットを採用

家具・インテリア販売のIKEAは、ドイツの全店舗で使っている電子署名システムにワコムのサイン入力用液晶ペンタブレットを採用した。

» 2008年10月27日 07時41分 公開
[ITmedia]
STU-500のイメージ STU-500のイメージ

 家具・インテリア販売のIKEAは、支払い時に電子サインを書き入れる端末として、ワコムのサイン入力用液晶ペンタブレット「STU-500」を独の国内全店舗で採用した。ワコムが10月23日に発表した。

 同システムは、クレジットカードなどで支払いをする顧客が、STU-500の液晶画面に確認のサインをすると、画像データに変換し、顧客の売り上げ記録などをシステムに保管する。店舗の担当者はシステムから、顧客の購買履歴などを閲覧できる。

 IKEAの店舗では、クレジットカードでの支払いにおける売上伝票や控えを紙で発行してきた。同システムにより伝票の紙を減らし、支払いにかかる手続きの時間も短縮できるという。

 STU-500は、5インチのTFT液晶ディスプレイを搭載したタブレットと電子ペンからなる。IKEAはSTU-500と、独の電子認証アプリケーションのSoftproの電子サインソフトウェア「SignDoc」、独のキャッシュレジスター向けソリューションTeleCashの電子決済システムを連携したシステムを採用した。

 独IKEAの店舗では、STU-500と電子決済システムを順次導入し、すべてのレジで運用を開始する予定という。

過去のニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ