クレスコは全社員が利用できる社内情報基盤を構築した。ソフトウェア開発におけるプロジェクト間での情報共有やテンプレートの共有が可能になった。
システムインテグレーターのクレスコは、リアルコムのナレッジマネジメントソフトウェア「REALCOM KnowledgeMarket」で全社員900人が利用する社内情報共有基盤を構築した。リアルコムが11月4日に発表した。
クレスコでは2001年より自社開発の情報共有基盤を利用していた。この情報基盤は、技術開発の分野でしか利用できなかったことが課題だった。
REALCOM KnowledgeMarketの導入で、技術開発から管理部門までの全部門の情報を集約し、事務処理なども共有できる情報共有基盤を構築した。社内文書の共有や、専用WebサイトでFAQ(よくある質問とその回答)を公開する。企業内ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を用意しており、社員同士の交流も図れる。社員の満足感と一体感を生み出すことを狙う。
従来プロジェクト内のみでしか情報共有できなかったが、新基盤によってほかのプロジェクトとの情報共有ができるようになった。プロジェクトをまたいで情報やテンプレートを共有することで、ソフトウェア開発における創造性、サービスの質や顧客満足度の向上も目指すという。
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