マイクロソフト、Web解析ツール導入でMSNの回遊率を向上Omniture SiteCatalystを活用

マイクロソフトは、ポータルサイト「MSN」の訪問者の動向や属性を、オムニチュアのWeb解析ツールを使って分析している。

» 2008年11月11日 18時20分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは、同社が運営するポータルサイト「MSN」を、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型Web解析ツール「Omniture SiteCatalyst」で解析している。同ツールを提供するオムニチュアが11月11日に発表した。

 MSNが従来使っていた解析システムは、必要なデータをリアルタイムに手に入れることは難しかった。データを詳細に分析したリポートの作成には、多くの手作業を必要としていた。

 Omniture SiteCatalystの導入により、MSN内のニュースをはじめとする各チャンネルの運営担当者が、Webブラウザからチャンネルの状況や訪問者の動向を確認できるようになった。コンテンツの配置を変更するなど、サイトの改善を即座に実施できるという。

 閲覧数やユニークユーザー数の計測に加え、サイト内の回遊率を上げるために訪問者の動線を分析したり、広告商品を開発するために訪問者の属性を分析したりすることも可能になった。

 マイクロソフトMSNチャンネルマネジャーの武井宏明氏は「Omniture SiteCatalystは分析機能が優れており、必要な情報を必要なタイミングで入手できる。解析の専門知識がない社員も、ダッシュボードによってサイトの全体像や訪問者の動向を一目で把握できる」と発表文内でコメントしている。

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