日本でも非常に関心が高かったアメリカの大統領選挙。現在はネットで速報がチェックできるのだから便利だ。小林啓倫氏「シロクマ日報」の僕が New York Times を選挙速報確認サイトに選んだ理由では、New York TimesのWebサイトで選挙結果をチェックしていた。New York Timesを選んだ理由は「他のメディアによる情報も掲載しているから」だという。小林氏のいうように、日本のメディアでもこのような報道がされると、政治になお興味が持てるようになるかもしれない。
藤井等氏「Allegro Barbaro」のCodeGearのオフィスは大統領選の投票所だそうだという情報は、日本にいる筆者にはいまいちピンとこなかったが、佐川明美氏のえ、オバマ候補から電話が....には「えっ?」と思わず読み返してしまった。投票所が開いているギリギリまで「必ず投票してください」というメッセージを電話するとは、驚いた。
そして結果は……。日本時間11月5日、オバマ氏の圧勝だった。オルタナティブ・ブログ運営事務局「事務局だより」の<ホットピックス>よっ!大統領!!!では、オルタナブロガーたちの声を集めて紹介している。
玉川岳郎氏「ニュータイプになろう!」は、【速報】新大統領選出は変革への始点となるか--オバマ政権への期待を込めてでオバマ大統領誕生を受けての感想を述べた後、【速報】オバマ大統領、勝利演説の抄録を投稿。高橋徹氏「代替案のある生活」のオバマ米国大統領に、何を期待しますか?では逆に、オバマ大統領に何を期待するかと問いかけている。読者は、オバマ氏の圧勝に、何を思っただろうか。
そして松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のオバマ大統領のiPhoneゲーム、早くも登場では、早くもiPhoneにオバマ大統領のゲームが登場するという情報が。
アメリカ大統領選の焦点のひとつは経済政策だった。田中一彰氏「あるコンサルタントのつぶやき」の米大統領選、国民の期待は…では、アメリカ大統領選を受け、日本でも同じように経済政策が期待されているはずなのに……という思いを綴っている。そう、日本の不況も深刻なのだ。
オルタナティブ・ブログ運営事務局「事務局だより」では最近、<ホットピックス>というカテゴリで、ばんちょ〜こと鈴木氏によるピックアップがなされている。今回は、先に紹介した大統領選だけでなく、<ホットピックス>不況の余波も紹介しておきたい。
不況の波は、新卒にも訪れた。山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の不況で内定取り消しでは、内定の取り消しが相次いでいる現状を紹介。そして、とうとうツクモまででは、アキバでもお馴染みだった九十九電機の民事再生法の適用を申請したというニュースを。
出資が急にダメになったという事例も、伊藤靖氏「おるたなてぃぶ思考+etc」のこのご時世にベンチャー企業が資金調達する方法はで紹介された。身につまされる思いだ。伊藤氏のいうように、決して他人事ではないのだ。
そのような状況だからこそ、佐々木康彦氏の【ベーシック・インカム】について書き始める前にと、【ベーシック・インカム】って何なの?について、考えてみるべきなのかもしれない。
さて、麻生総理の迷走が続いた「定額給付金」問題。自公の与党では12日に合意ができたようだが、いつ法案が審議されるのか、年度末までに給付できるのか、などといった問題点が残されたままだ。そしてその財源は、何か。
川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の消費税増税 リミット3年?!にあるように、当初、麻生総理は「3年後の消費税増税をお願いしたい」と言っていた。景気回復が前提だが、そう上手くいくだろうか。さらに川上氏の指摘にもあるように、システム的な問題もある。消費税率の変更は慎重にしてもらいたい。
不況、不況と言ってばかりでは暗くなってしまう。田中晃氏「『Internet & Mobile』 ア・ラ・カルト」のあなたの給与はHigh or Low ? 一発で分かるサイトに注目!では、自分の給与水準を比較するサイトを紹介している。一度やってみてはいかがだろうか。
iPhoneも、発売されてからずいぶん日時が経過した。西脇資哲氏「IT世界の車窓から」のiPhoneを中国とアメリカでこの1ヶ月試した感想@SFと厦門(写真アリ)では、中国とアメリカでiPhoneを試した感想を書いている。そして衝撃的だったのは、目の前で行われる携帯電話の破砕処理@DoCoMoショップ(写真アリ)だった。いまは使用済みの携帯電話はこのように目の前で破砕されてしまうのかと、思わず目を覆いたくなってしまった。
小川浩氏「Speed Feed」のソフトバンクのiPhone 3Gローカライズに対する評価で紹介されたように、ソフトバンクは10月30日、日本のiPhoneユーザー向けにワンセグや絵文字への対応をすると発表した(関連記事)。小川氏が指摘するように、これは従来のソフトバンクユーザーからの乗り換え効果を狙った部分も強いかもしれない。
12月中旬以降に発売される「TV&バッテリー」の発売も注目だ。これは大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPhoneでワンセグ、やっぱり買っちゃいそう・・wにあるように、iPhoneユーザーの物欲をも刺激するようだ。その一方で、谷川耕一氏「むささびの視線」のiPhoneで原稿書きする日が近づいたのかのように、「BBモバイルポイント無料開放」に着目した人もいる。この2つのエントリーは、iPhone 3Gでワンセグが視聴可能に──絵文字対応、BBモバイルポイント無料開放も発表という記事を読んで書かれたものだ。同じ同じ記事を読んでも、注目点は違うものだと感じたひとコマだ。
iPhoneを使いこなしている大木豊成氏は、iPhoneで動物撮るなら、犬カメラというユニークなアプリを導入。犬好きにはたまらないのかもしれない。このようにアプリで進化するiPhoneだが、アップデートなの?違うの?何なの?のようなケースもあるらしい。
今回は松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」も、iPhone関連のエントリーを多く書いている。先に紹介したオバマ大統領以外のものを紹介しよう。
この中で注目したのは、【ワンセグない】iPhoneの弱点を強みに変えるソフトバンク【電池すぐなくなる】だ。先の谷川氏も引用していたが、「ハードウェアのフルキーボードがない」という弱点の解消だ。これができるかどうかで、iPhoneの将来が変わってくるかもしれない。
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