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» 2008年11月19日 10時00分 UPDATE

学校向けeラーニング:大阪教育大学附属池田小学校、英語学習システムを導入

大阪教育大学附属池田小学校は、2011年から開始される小学校での外国語活動(英語)の必修化に備え、ATR Learning Technologyの「ATR CALL システム」を導入した。

[ITmedia]

クイズ形式で何度も聞き取り

eigokyoiku.jpg eラーニングシステムを活用した授業風景

 大阪教育大学附属池田小学校では、今年度から第1学年〜第6学年までの全学級において英語教育活動が開始されていた。同校で今回のようなシステムを取り入れた授業は初めてだったが、システムを納入した内田洋行、ATR Learning Technologyから講師派遣などの運用支援を受け入れることで、スムーズな活用が進んでいるという。

 ATR CALL は、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)での20年間にわたる、ことばの聞きとりや発音の学習メカニズムに関する研究成果に基づいて開発したWebベースのe-learning システム。コンピュータ利用学習の特色を存分に発揮した教材で、音声面にフォーカスする学習メソッドを取り入れている。

 ATR CALLは、小学生向けから一般向けまで複数のシリーズで提供しており、30人以上の英語のネイティブスピーカーによる発音がモデル音声として呈示されている。小学生向けシリーズではひとまとまりの課題を数分で終了できるように難易度や問題数を設定しており、生徒たちが自分の学習軌跡を達成感をもって振り返りながら、積極的に学習に取り組める工夫をしている。

 今回の導入について同校関係者は、「このシステムでは『r』と『l』、『v』と『b』など、日本語にない音や区別が困難な音素を、クイズ形式で何度でも聞き取れる。現実の日常会話のコアな部分を聞き逃さない訓練ができるのがほかの英語教材にも見られないところだ」「パソコンと個人が向き合うというスタイルは、個別学習向きだが、それをどのように授業の中に組み込んでいくのか、実際に外国語(英語)を話す場面でどう生かしていけるのかを、実践していく中で検証していく」と発表文の中でコメントしている。

 2年間の移行措置期間を経て2011年度から外国語活動が本格稼働すると、文部科学省が無償で配布する予定の「英語ノート」を活用する学校が増えると予測される。しかしそうした教材だけでは実践的な英語教育は難しいという声も出てきており、内田洋行、ATR Learning Technologyでは、限られた予算、人材の中での英語教育の現場に、ATR CALLなどのeラーニングシステムについての関心が集まるとしている。

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