HP、8〜10月期売上高は19%増

売上高の336億ドルには、8月に買収したEDSからの売り上げ39億ドルが含まれる。

» 2008年11月25日 08時22分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)が11月24日に発表した第4四半期(8〜10月期)決算は、売上高は前年同期比19%増(為替変動の影響を除くと16%増)の336億ドル、純利益は21億1200万ドルで、前年同期の21億6400万ドルから若干のマイナスとなったが、1株当たり利益は前年同期の81セントから84セントに上昇した。

 8月に買収したEDSの売上高を差し引くと、売上高は前年同期比5%増(為替変動の影響を除くと2%増)となる。

 売上高を地域別にみると、北南米地域は前年同期比17%増、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が同15%増、アジア太平洋地域が12%増で、米国外での売り上げが全体の68%を占めた。またBRICs諸国での売り上げは前年同期23%増で、全体の9%を占めたという。

 部門別では、パーソナルシステムズ部門の売上高は前年同期を10%上回る112億ドルで、うちノートPCが21%増、デスクトップPCは2%減だった。出荷台数は19%の伸びとなっている。その他の部門は、イメージング・プリンティング部門の売上高が前年同期比1%減の75億ドル、エンタープライズストレージ&サーバ部門は1%減の51億ドル、サービス部門はEDS買収により99%増の86億ドル(EDSからの売上高39億ドルを除くと10%増)、ソフトウェア部門は13%増、ファイナンシャルサービス部門は5%増だった。

 2008年通年では、売上高は13%増(為替変動の影響を除くと8%増)の1184億ドル、純利益は83億ドル(1株当たり3.25ドル)だった。前年度の純利益は73億ドル(1株当たり2.68ドル)。

 2009年第1四半期(11〜1月期)については、売上高は320億〜325億ドル、純利益は1株当たり0.80〜0.82ドルと予想。通年の業績は売上高が1275億〜1300億ドル、純利益は1株当たり3.38〜3.53ドルとみている。

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