SRA OSS、PostgreSQL 8.3に対応したPowerGres V6を発表

SRA OSSはPostgreSQL 8.3に対応したPowerGresシリーズの最新版を発表した。更新性能の強化が図られているほか、バックアップのスケジューリング機能を搭載するなど、性能と使い勝手をバランスよく強化している。

» 2008年12月04日 16時53分 公開
[ITmedia]

 SRA OSSは12月4日、オープンソースのRDBMS「PostgreSQL」をベースに同社が開発・販売を行っている「PowerGres」の最新バージョンを発表した。12月10日から出荷する。

 今回販売を開始するのは、PostgreSQL 8.3に対応した「PowerGres V6」でWindows版、Linux版が用意されている。

 同バージョンでは、HOT(Heap Only Tuples)を利用して、更新時に不要になった領域を再利用することでテーブルやインデックスの肥大化を防ぐようになったほか、複数のシーケンシャルスキャンの同時実行時にバッファキャッシュにキャッシュされているブロックを利用した高速化、Webアプリケーションで多用されるORDER BY LIMIT句を含むSELECTの高速化など、PostgreSQL 8.3で実装された機能が取り込まれている。 このほか、SQL2003のXML対応(一部プラットフォームのみ対応)、全文検索機能、新たな文字コード規格「JIS2004」への対応といった機能強化が図られた。

 また、従来はデータベースのバックアップを逐次手動で行わなければならなかったが、新たに、スケジューリング機能を追加。バックアップの世代管理も可能となっている。

 価格は、Windows版、Linux版ともに5万400円から。なお、同社では今回の発表に併せて、オンラインショップを開設。2009年1月末までキャンペーンを実施する。

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