JBoss、Ajaxフレームワーク最新版「RichFaces 3.3.0」リリース

JBossのJSFライブラリの最新版には、「TinyMCE」「Ajax Queue」の2コンポーネントが追加された。

» 2009年01月20日 00時36分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 米Red Hat傘下のJBossは1月13日、JSF(JavaServer Faces)ライブラリの最新版「RichFaces 3.3.0」をリリースした。新しいコンポーネントが2つ加わり、ビジネスアプリケーションにAjax(Asynchronous JavaScript + XML)機能を容易に取り入れられるという。同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

RichFacesによるAjax機能追加のイメージ(出典:JBoss)

 RichFacesはビジュアルコンポーネントプラットフォームで、JSF向けのリッチなコンポーネントライブラリ機能を持つ。開発者はこれを利用して、Ajax機能を容易にアプリケーションに取り入れることができるという。

 最新版では、JavaScriptエディタ「TinyMCE」をベースとしたリッチテキストエディタ、Ajaxコールをシーケンシャルに処理するための「Ajax Queue」の2つのコンポーネントなどを追加した。

 Red Hatは2006年、ITサービス事業者の米Exadelと戦略的提携を結び、ExadelからAjax4jsfRichFacesなどのプロジェクトを取得している。同社によると、RichFacesはコンポーネントではなくページ主導でのアプローチを差別化とするという。

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