モバイル/ワイヤレス分野、2009年の“期待”リストプレーヤーたちに送る(3/3 ページ)

» 2009年01月21日 07時05分 公開
[Gerry Purdy,eWEEK]
eWEEK
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2009年のウォッチ(注目)リスト

  1. HTC:同社はAndroid携帯「T-Mobile G1」の開発で良い仕事をした。「メジャーリーグ」入りを果たした、この比較的新人のプレーヤーから今年、さらに素晴らしい製品が出てくるのを期待したい
  2. 「White Space」イニシアチブ:これは、建物の壁に遮られない本格的なマルチメディアワイヤレス通信を実現しようという構想であり、2009年ないし2010年に製品/サービスが登場する見込みだ。Nomadioなどの企業は、ワイヤレス事業者やClearwireと提携して全米規模のサービスを展開すべきだ
  3. ネットブック:パフォーマンスが改善され、保存容量が増大すれば、さらに大きく飛躍する可能性がある(2年ほど待つことにしよう)。Wi-Fiと広域ワイヤレス通信機能を備え、1日中持ち歩ける「コンパニオン」というアイデアは魅力的だ。ただし、ノートPCやデスクトップと同期化する(例えばMobileMeなどを通じて)機能が必要だ
  4. Clearwire:米国を中心にWiMAXサービス「Clear」の提供が始まれば、同社の展望も明るくなりそうだ
  5. マルチメディア放送:MediaFLOやDVB-Hを利用したマルチメディア放送が本格的に普及する可能性がある。そのための条件としては、少なくとも1社の大手通信事業者(例えばAT&T Wireless)および携帯端末プロバイダー(例えばApple)が、人気の高い携帯端末向けのモバイル放送サービス(ビデオ8チャンネルと音楽12チャンネル)を提供する必要がある
  6. 通話品質:公共の場での通話や車を運転中の通話の際に、周囲の騒音を効果的に除去できれば、直ちに通話品質の改善がもたらされる
  7. モバイルコマース:ほとんどあらゆる物を携帯電話から買えるようになり、「デジタル財布」というビジョンがさらに現実味を帯びてくるだろう
  8. eBookリーダー(Amazon、ソニー):実際の本よりも読みやすいeBookリーダーを提供してもらいたい(わたしのコラム「INSIDE MOBILE: Why eBooks and eBook Readers Will Eventually Succeed」を参照していただきたい)

 今年は世界経済が立ち直り、金融市場の信頼が回復し、米国が世界から再び尊敬される国になるのを願っている。そしてバラク・オバマ新大統領とその非常に有能なスタッフが、これらの重要な改善に貢献することを期待している。

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