連載
» 2009年01月25日 00時00分 UPDATE

派遣OLマイコ、「UPSって常識だよね?」

派遣OLマイコが企業システムを考えていく本連載。ちまたにあふれるIT関連のキーワードから、中堅中小企業が最低限抑えておきたいものを取り上げていく。

[ITmedia]

 今日の企業活動を行うに当たって、IT技術とインターネットは欠かせない存在……、当たり前のように語られるこの言葉だが、日本経済の屋台骨を支える中堅中小企業、あるいはもっと小規模な企業では、これらのテクノロジーの恩恵をまだ十分享受するに至っていないのが現状だ。

 大手ITベンダーもこぞってこの市場に自社製品を投入している。ERP、CRM、SCM……大手企業のIT経営で成果を挙げたシステムが幅広くラインアップされているが、多種多様なニーズを抱える中堅中小企業の市場にあって、そうした標準的なシステムがすんなりと導入できるのはむしろまれなケースといえる。

 単に多くの知識を得ることと結果は比例しない。多くのキーワードに右往左往している時間は、本当に有益な時間だろうか? そこで本連載では、派遣OLマイコが企業システムを考えていく「秘密結社ITM」シリーズとして、中堅中小企業が抑えておくべきキーワードを動画で取り上げる。

UPSはインフラの守護神

 今回取り上げるのは、インフラの守護神、UPS(無停電電源装置)。以下の企業でもどうやらUPSを導入していなかったようだが……。

 電力が供給されないシステムはただの箱。大規模なシステムであれば災害対策などで冗長化されているかもしれないが、社内サーバやクライアントPCの電力対策は意外におろそかになっていることが多い。短期間の電圧ディップや瞬停などによる影響は人間には感じられないため見過ごされがちだが、瞬停が原因で大規模なシステム停止や故障が発生した例も数多く存在する。UPSで高いシェアを持つAPC Japanが以前行った調査では、UPSが実際に作動した経験を持つユーザーは8割以上に上っている。

 シンクライアントやクラウドコンピューティングが浸透すれば、手元のPCが停電で落ちようが、さほど問題にはならない。そうなれば、上の動画のようなシーンはもはや過去のものとして語られることになるだろう。しかし、現実はまだそうなってはいない。また、そうした時代が来たとしても、UPSの出番は終わらない。サーバルームやデータセンター、どこかに必ずUPSを用意する必要があるからだ。

 ITシステムの導入は手段であって目的ではない。ERPやCRMといった情報システムを導入するのもよいが、自社の重要な部分をIT化する際は、まず足元を固めることを考えるべきだろう。

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