キヤノンソフトウェア、ワークフロー構築ソフトの連携機能を強化高額なEAIを使わずに連携

キヤノンソフトウェアは、ワークフローシステム構築ソフトの新版を発表した。ワークフローシステムを基幹システムと連携させる。

» 2009年01月28日 13時43分 公開
[ITmedia]

 キヤノンソフトウェアは、ワークフローシステム構築ソフトの新版を発表した。ワークフローシステムを、販売、在庫、人事など企業内の基幹システムと連携する機能を強化した。

 製品名は「Web Plant V1.2.0」。経費精算や勤怠管理など決済を伴うシステムと、販売、在庫、人事などの基幹システムを接続できる。受発注、納品、請求書発行、入金確認といった一連の業務フローを分断することなく処理し、決済を完了できる。公共交通機関の経路探索ソフトウェア「駅すぱあと」など市販のアプリケーションソフトとも連携する。

 従来は、経費精算などのワークフロー製品と基幹系システムを連携させる場合、EAI(エンタープライズアプリケーション統合)など高価な仕組みを導入せざるを得なかった。新版は200万円から購入できるなど低コストであるため、手軽な導入も可能としている。

 キヤノンソフトウェアは、新版を2010年までに60社に導入する考え。導入にかかわるシステム開発との合計で20億円の売り上げを見込んでいる。

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