SRAはオープンソースで構成されたSOA実行基盤「ASIMA」の最新バージョンとなる「ASIMA 3.0」をリリースした。
SRAは2月2日、オープンソースソフトウェア(OSS)で構成されたSOA実行基盤「ASIMA」の最新バージョンとなる「ASIMA 3.0」をリリースした。
ASIMAはSOA実行基盤「ASIMA SERVER」とEclipseベースの開発環境「ASIMA IDE」で構成されており、ServletコンテナにTomcat 6.0、JMSブローカにActiveMQ 4.1、BPELエンジンにApache ODE 1.2、SOAPスタックにApache Axis2 1.4といったように、OSSでSOAの実行基盤が構成されている。
ASIMA SERVER 3.0では、Webサービスを利用したSOAアプリケーションの実行環境を提供する「WS Edition」と、ESB(Enterprise Service Bus)を利用したSOAアプリケーションの実行環境を提供する「ESB Edition」にパッケージを分離したことで、サーバの消費リソースを低減。また、Apache Geronimo 2.0を採用し、Java Enterprise Edition 5.0(Java EE 5)との互換性を強化している。
ASIMAをベースとした「文書管理システム」は、2007年12月に経済産業省の「アジアオープンソースソフトウェア基盤整備事業」に採択され、実用性検証をインドで実施したという。なお、ASIMA SERVERは無償でダウンロードが可能だが、ASIMA IDEは有償のサポートサービスを契約した場合に利用可能となっている。
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