JP1一問一答・開発環境のジョブネットを本番環境に移すにはシステム管理者へのお助けTips

開発環境のジョブネットを本番環境に移行するには、定義情報の退避と回復を行うことで、簡単に作業を進められる。

» 2009年02月13日 08時00分 公開
[友成文隆(日立製作所),ITmedia]

定義情報の退避と回復でジョブネットを本番環境に移す

 開発用ジョブネットを本番環境に移行したい場合、ジョブ、ジョブネット、またはジョブグループごとに定義情報をファイルなどに退避し、本番サーバで回復するようにすると、簡単に実現できる。

対象製品:JP1/Automatic Job Management System 2 - Manager(JP1/AJS2 - Manager)

ジョブネットの定義情報の退避方法

 まず、ジョブネットの定義情報をファイルに出力する。ajsprintコマンドを実行すると、ジョブネットの定義内容は「標準出力」に出力されるので、ファイルにリダイレクトすることで、ファイルにジョブネットの定義内容を保存できる。ジョブやジョブグループも同じ方法で保存が可能だ。

ジョブグループ(/月次処理)配下のジョブネット(/本番業務)の定義情報をファイル(c:\temp\test_jobnet)に出力する例

ジョブネットの定義情報をファイルから回復する

 ajsdefineコマンドを実行すると、ajsprintコマンドで保存したジョブネットをJP1/AJS2 - Managerに回復することができる。

ファイル(c:\temp\test_jobnet)中のジョブネットの定義情報をジョブグループ(/月次処理)配下に定義する例

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