GoogleがWeb検索だけでなく、いまやさまざまなサービスを提供しているのは、ご存じの通りだ。例えば、山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」のgoogleマップと高層ビルで恵方を探すのようなユニークな活用法も紹介されている。よく使われているのは、Gmailだろうか。大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のGmailがオフラインで使えるのは便利や、山本陽平氏「Neue Welle -ノイエ ヴェレ−」のフリーメールアドレス考のように、それぞれGmailを使っていく上での利点、難点を述べている。
しかし、何より多くのユーザーが使っているのがWeb検索なのは間違いないだろう。そのGoogle検索で、1月31日23時35分ころ〜2月1日0時15分ころにかけて、どんなキーワードで検索しても「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と表示され、検索結果をクリックするとマルウェア感染の警告を示すページを表示して、Webページへ直接アクセスできなくなるというトラブルが発生していた。筆者も遭遇して「何事か」と思っていたが、オルタナブロガーもこのことについて書いている。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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工藤拓也氏 | 「一人シリコンバレー男」 | Googleの新機能「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」で大変なことに |
磯島大氏 | 「磯島大の「マーケティング夢想」(^_^)」 | YahooとGoogleの喧嘩でしょうか?? |
谷川耕一氏 | 「むささびの視線」 | Googleの不具合だとは思わなかった |
Google人気 | ||
松尾公也氏 | 「CloseBox and OpenPod」 | 【時事ボカロ】Googleがこわれたのうた【巡音ルカ】 |
小林啓倫氏 | 「シロクマ日報」 | 「Google が人的ミス」に感じる違和感 |
大木豊成氏 | 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 | Googleって、だれ? |
いろいろな角度から触れられているので、ぜひ各ブロガーの意見を読んでいただきたいが、筆者が特に注目したのは、小林啓倫氏「シロクマ日報」の「Google が人的ミス」に感じる違和感と、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のGoogleって、だれ?の2つ。特に、「Googleって、だれ?」は、思わず筆者も「同感」とうなずいてしまった。
新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」の今年も「情報セキュリティ対策推進コミュニティ」に参加しますで紹介されているが、2月は情報セキュリティ月間として、セキュリティに対する啓蒙が進められている。2007年から始まり、今年で3回目となる情報セキュリティ月間。その啓発活動を推進する「情報セキュリティ対策推進コミュニティ」では、なぜか「なめ猫」がキャンペーンに使われていて、なめ猫世代の筆者としては「おおっ」と思ってしまった。
しかし、今回はそれだけではなかった。まずは、オルタナブロガーの反応を見ていただきたい。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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吉川日出行氏 | 「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」 | 経済産業省の萌えキャラ「セキュリーナ」が狙いすぎな件w |
佐々木康彦氏 | 「平凡でもフルーツでもなく、、、」 | 経済産業省の「セキュリーナ」はやっぱり「Blythe」が元ネタなのかな〜? |
新倉茂彦氏 | 「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」 | セキュリーナのせなちゃんが・・・ |
加藤和幸氏 | 「てくてくテクネコ」 | セキュリーナがポスターになった |
独特なキャラクターに、筆者も驚いてしまったが、着眼点は面白いと思う。この萌えキャラクターが、情報セキュリティにかんする意識喚起につながればいいのだが……。
武田隆氏「武田隆のCGMに進路を取れ」のモザイクから15年が経ちました。では、世界初のWebブラウザ「Mosaic」の誕生から15年が経過したことを振り返り、この先どうなっていくかを予測している。筆者も当時はPC通信だったASAHI-NETのテキストWWWを使ってWeb閲覧をしていたことを思い出した。今は昔の感がある。
櫻吉清氏「少しでもパラノイアになってみる」のブラウザのシェアを調べてみた(本ブログのみ)では、櫻吉清氏のブログにおけるブラウザシェアを出しているが、やはりInternet Explorer(以下IE)のシェアはまだ高い。しかし、Firefoxも高いようだ。気付けば、筆者もIEからFirefoxへと乗り換えてずいぶんたっている。これにChromeも加わって、ブラウザのシェア争いはどうなっていくのか。
関孝則氏「クラウド的な世界へ」のブラウザ戦争はクラウド普及の促進か障害か?では、クラウド普及のためにブラウザ戦争が深く関係しているという論を展開。そういえば、クラウドは話題のキーワードであると同時に、いまいち普及している感じがしない言葉でもあった。関孝則氏はマルチクラウドとコンシューマライゼーションで、さらにその先にあるマルチクラウドについて解説している。
クラウドコンピューティングで成功を収めている企業の上位に入るのが、先にも取り上げたGoogleであることは間違いないだろう。エンタープライズマーケットにも本腰を入れ始めたと、泉谷章氏「泉谷 章のITソリューション考察」のGoogle Appsの月額費用は幾らだと思います?で紹介している。はたしてこれが成功していくのかどうか、注目だ。
そして、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の政府はクラウドコンピューティングをどのように考えているのでしょうか?では、日本政府の考えを問いかけている。ただ、いまのように政権がふらついている状態では、はっきりした方向性を打ち出せるのかどうか不安ではあるが。
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