PFU、クライアントPCのライフサイクルをトータル管理するサービス不正PCのアクセス遮断も

PFUは、自社製品を活用したPCのライフサイクル管理サービスを提供する。漏れのないPC管理やセキュリティポリシーの順守を実現できるとしている。

» 2009年03月04日 13時09分 公開
[ITmedia]

 PFUは3月3日、社内のPC運用に関する設計や導入、運用、保守などのライフサイクルを管理するサービス「エンドポイントLCM」の提供を開始した。自社のPC検疫ソフトウェアと不正PCのネットワークアクセスを遮断するツールを活用している。

 PC検疫ソフトウェア「iNetSec Inspection Center」を用いて、PCの棚卸しとセキュリティチェックをする。棚卸しでは、PCの利用者がPC情報などをWebベースで申請し、PC情報を管理する台帳に自動登録する。PC情報を見える化し、漏れのないPC管理をすることで、保有台数や配置などの最適化に役立つ。

 セキュリティチェックも利用者がWebベースでセキュリティポリシーを順守しているか申請する。全社PCのセキュリティチェック状況を一元管理し、ポリシーを徹底することができる。

PC情報入力画面(左)とセキュリティチェック画面(右)

 PC管理台帳から各PCのMACアドレスを「iNetSec Patrol Cube」で取得、社外からの持込PCなど登録のないPCからの社内LANへのアクセスを遮断する。登録PCの稼働状況も把握できる。PC管理台帳で管理するPC情報を、資産管理ツールやサービスマネジメントと連携させ、活用できる。PFUのキッティングセンターでPCの導入から廃棄までのライフサイクルを管理し、PCの稼働率最大化を図る。

 1万5000人ユーザーがいるある企業では、使用していないPCの数がエンドポイントLCMの導入後に半減したという。

 導入は、個別開発となる。価格はサービスをすべて導入した場合、100ユーザー当たり640万円から。サーバなどのハードウェア、iNetSec Inspection Centerのライセンス費用は別途必要となる。カスタマイズの工数によって価格は変動する。PCの棚卸しサービス、セキュリティチェックサービスを個別に導入する場合、それぞれ240万円からとなる。サービスの年額は、PC1000台で使用する場合、1台当たり6000円。2010年までに、6万5000台のクライアントPCへの導入を目指すとしている。

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