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» 2009年03月11日 11時27分 公開

Oracleが仮想化企業のVirtual Ironを買収か

Oracleがサーバ仮想化管理機能の強化のためにVirtual Ironを買収すると伝えられている。

[Nicholas Kolakowski,eWEEK]
eWEEK

 米Oracleは新たな買収を模索しているようで、今回は中小企業および大企業向けの低価格仮想化製品を専門とするVirtual Ironに目を向けているかもしれない。

 OracleのVirtual Iron買収は、何日もの間Webで憶測の的になってきたが、両社ともそれを認めていない。

 憶測の引き金となったのはJefferies & Co.のアナリスト、キャサリン・エグバート氏の「Oracleが間もなくVirtual Ironの買収によりサーバ仮想化(管理)機能を強化する可能性が高いと思う」という調査報告書だ。

 「複数の業界筋が、Oracleが間もなく、Virtual Ironを買収することで仮想化管理機能を改良することを示唆しているようだ」と同氏は報告書で述べている。

 2003年に設立されたVirtual Ironは、SMB(中堅・中小企業)向けのサーバ仮想化ソフトを提供しており、こうした製品を低価格で提供することでVMware、Citrix、さらにはMicrosoftに対抗しようとしてきた。

 英ITニュースサイトRegisterなどによると、Oracleは同社を買収する同意書にサインしたという。OracleもVirtual Ironもこうしたうわさや買収の可能性についてはコメントしていない。

 Oracleの2009年の最初の買収はmValentだった。構成管理ソリューションを提供する小さな企業だ。Oracleは2008年に11社を買収した。

 Virtual Ironは仮想化市場では依然小さなプレイヤーで、顧客は2000、市場シェアはRed Hat、Microsoft、VMwareなどよりもずっと小さいが、同社の資産はOracleの役に立つ。Oracleと同様、Virtual IronはオープンソースのXenスーパーバイザーを活用し、Oracle MVを強化する可能性のある管理ツールを開発してきた。

 このような状況では、顧客はOracleエコシステム内での仮想化に、VMwareなどではなく、Oracle VMを使おうと思うかもしれない。

 「Oracleはもっとシステム管理機能を提供し、より自己完結型の、独自プラットフォームを実行できるプレイヤーになろうとしている」とForresterのアナリスト、ギャレン・シュレック氏は取材に応えて語った。「Virtual Ironの市場シェアは小さい。買収するとしたら、その一番の理由は同社のツールだ」

 報道によると、Virtual Ironの現在の資金は6500万ドルに達する。同社のアプリケーションには、同社の仮想化インフラによって有効化され、あまり使われていないサーバの電源を落として電力を節約するLivePowerなどがある。

 Citrixが2007年にXenSourceを5億ドルで買収したときに、同社はVirtual Ironにも目を向けていたとされている。

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