一方で、ソニー・ミュージック・コミュニケーションズのスペースプロデュース部、山木敬史氏は「ソニーが持つ技術、コンテンツを生かしたい」という。今回のような他企業との協業を、ホテルに限らず住宅や商業施設などに広げていく予定だ。
羽田エクセルホテル東急は、今回の特別室は4月15日までの期間限定商品として提供する。1泊2日朝食付で、2人1室で1人1万2500円。
別の部屋には飛行機のファーストクラスのシートが置かれている。窓は空港の滑走路に面しており、高遠氏は「飛び立つ飛行機を“動画”として楽しんでもらいたい」と話している
「製品が良いだけでは売れない」といわれるようになり、企業同士が手を組むケースが増えてきている。例えば、携帯電話では、プラダやサマンサタバサなどのファッション業界の企業と通信キャリアが連携して「コラボ携帯」を発売する動きが目立っている。「違うもの同士を組み合わせると面白いことが起きる」という法則が見えてきそうだ。
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